そんな汚れくらい ページ17
佐野「さっさと説明しろよ」
今牛「稀咲は逃げていった、それ以外は全員ノシた。目的はAだったらしい」
佐野「んな事は分かってんだよ!!なんでAを連れ出した?!オレはAに外に出るなって言った」
乾「その人は真一郎くんの仲間の人だ」
佐野「は?」
今牛「悪かった、守れなくて」
佐野「だから何で連れ出したんだ、てかお前誰だよ、Aのなんなんだよ」
今牛「元カレ?」
ケロッとした顔で言うソイツにもっと苛立ちを覚えた
確かにAは元カレがいると言っていたがコイツだったらもっと腹立つ
てか元カレと何してたんだ
オレが出るなつったのに
だからこうなったんだよ
今牛「なんか勘違いしてるみてぇだけど、普通にオレのワガママ。真ちゃんのお墓参り付き合ってもらっただけ」
佐野「………なんでそれにAが付き合うんだよ」
今牛「A、真ちゃんに育ててもらったからな」
佐野「は?」
今牛「あとは本人から聞いたら?あーあやっぱA言ってねぇのな」
・
・
・
それから3時間くらいしてAは意識を取り戻した
佐野「A!!!」
あ「うぉ、聞こえてる聴こえてる、ここ病院。叫ばないで」
佐野「頭、ヘーキ?」
あ「ヘーキヘーキ、貧血?」
佐野「………………心配した」
あ「ごめんね、なんかアドレナリン出ちゃって痛みに気づいてなかったの。え、でも殴られた記憶ないんだけど………!!」
今牛「あんじゃん」
あ「いや、押された時に墓石に頭ぶつけた、え、よく生きてたね私」
佐野「てかあんた帰ってくんない」
今牛「まぁ目覚めたみてぇだし、じゃ、退散退散」
あ「ワカくんお見舞い今度プリンね」
今牛「覚えてたらなー」
ピシャン___________
佐野「…………アイツ何」
あ「元カレ?」
あいつと同じことを言ったA
佐野「……犯罪じゃん」
あ「同意だったら年齢関係ないんだよ」
佐野「あと兄貴のこと知ってんのなんで言わなかったわけ」
あ「あちゃー全部聞いた?」
佐野「全部聞いてねぇ、ちゃんと話して。Aの口から聞いたものしか信じねーから」
あ「ありがとう、まずはあなたのお兄さんからかな。彼は命の恩人なの。わたし親いないって言ったでしょ?育ててくれたんだ〜それに護身術やら格闘技もたくさん教えてもらったよ」
佐野「……うん」
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←なんだよ
78人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りり | 作成日時:2022年10月15日 1時