検索窓
今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:9,781 hit

そんな汚れくらい ページ17

佐野「さっさと説明しろよ」


今牛「稀咲は逃げていった、それ以外は全員ノシた。目的はAだったらしい」



佐野「んな事は分かってんだよ!!なんでAを連れ出した?!オレはAに外に出るなって言った」


乾「その人は真一郎くんの仲間の人だ」


佐野「は?」


今牛「悪かった、守れなくて」


佐野「だから何で連れ出したんだ、てかお前誰だよ、Aのなんなんだよ」


今牛「元カレ?」


ケロッとした顔で言うソイツにもっと苛立ちを覚えた


確かにAは元カレがいると言っていたがコイツだったらもっと腹立つ


てか元カレと何してたんだ


オレが出るなつったのに


だからこうなったんだよ


今牛「なんか勘違いしてるみてぇだけど、普通にオレのワガママ。真ちゃんのお墓参り付き合ってもらっただけ」



佐野「………なんでそれにAが付き合うんだよ」



今牛「A、真ちゃんに育ててもらったからな」


佐野「は?」


今牛「あとは本人から聞いたら?あーあやっぱA言ってねぇのな」











それから3時間くらいしてAは意識を取り戻した


佐野「A!!!」


あ「うぉ、聞こえてる聴こえてる、ここ病院。叫ばないで」


佐野「頭、ヘーキ?」


あ「ヘーキヘーキ、貧血?」


佐野「………………心配した」


あ「ごめんね、なんかアドレナリン出ちゃって痛みに気づいてなかったの。え、でも殴られた記憶ないんだけど………!!」


今牛「あんじゃん」


あ「いや、押された時に墓石に頭ぶつけた、え、よく生きてたね私」


佐野「てかあんた帰ってくんない」


今牛「まぁ目覚めたみてぇだし、じゃ、退散退散」



あ「ワカくんお見舞い今度プリンね」


今牛「覚えてたらなー」


ピシャン___________


佐野「…………アイツ何」


あ「元カレ?」


あいつと同じことを言ったA



佐野「……犯罪じゃん」


あ「同意だったら年齢関係ないんだよ」


佐野「あと兄貴のこと知ってんのなんで言わなかったわけ」


あ「あちゃー全部聞いた?」


佐野「全部聞いてねぇ、ちゃんと話して。Aの口から聞いたものしか信じねーから」



あ「ありがとう、まずはあなたのお兄さんからかな。彼は命の恩人なの。わたし親いないって言ったでしょ?育ててくれたんだ〜それに護身術やら格闘技もたくさん教えてもらったよ」


佐野「……うん」

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)


←なんだよ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りり | 作成日時:2022年10月15日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。