ねぇほらもっともっと ページ9
五条「Aが帰ってこない、3日も!!」
七海「どうせあなたが何かしたんでしょう」
五条「…………してない!!」
だって好きな人が隣に寝てて何もしないやついんの?いないでしょ
ちゅーくらいいいでしょ
でもあの日からAが帰ってきてないのは事実で
いくら連絡したって任務、任務の一点張りで、出張任務はないはずなのに、東京圏内の任務なのに帰ってこない
七海「あまりにもAさんが可哀想です」
五条「なんで?」
七海「あなたと付き合わされてることですよ。そんな事実なかったのに、あなたの玩具になってるAさんが1番の被害者ですよ」
五条「そんなことは分かってるつもりだけど」
七海「まぁとやかく言うつもりはありませんがあまり、ストレス与えない方がいいですね、あの人も大概、繊細な方ですから」
五条「幸せしか与えてないのにぃ!あ、七海からも言っといてよ、帰っておいでー!って」
七海「はあ」
毎日毎日Aの分の料理を作っては帰ってこないせいで1人で食べている
3キロも太ったし
でもあの日、キスをしてわかった
あぁ、まだAは僕のことが嫌いなままなんだと
このまま隣にいても好きになってもらえるか自信がなくなった
ーーーーーーーーーーー
バタン___________
ドアが閉まる音が聞こえて走って玄関に行くとAがいた
五条「お、おかえり!」
あ「はい、ただいま」
五条「えっと……ごはん!ご飯できてる!」
あ「……ではいただきます」
五条「お風呂も!お風呂もできてます!」
あ「ありがとうございます」
なんか変に意識してしまって喋れない
五条「あ、あのさ、今度交流戦あるんだけど…その時警備、頼める?」
あ「いつです?」
モグモグと普通に僕の料理を食べていることすら嬉しい
五条「金曜!」
あ「お昼、ですよね?任務を調整したら大丈夫です」
五条「ありがとう〜あとさ今度誕生日でしょ?欲しいものとか、」
あ「この前任務で呪具壊しちゃった。特級呪具が欲しい、刀系の」
五条「刀系だとひとつあったよ、確か、使う人の呪力を吸って斬撃威力が上がるヤツ」
あ「うん、それがいい」
五条「でもあれ、禪院家が保管してるんだよねー」
あ「甚爾くんが持ってたやつ?」
五条「そうそう」
あ「ならそれで」
五条「流石に僕でも無理かなぁ」
あ「直哉に言うかぁ」
五条「僕がどうにかします!」
好きな人のためなら何だってしたい
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作者名:りり | 作成日時:2022年9月29日 23時