上手な歩き方も ページ1
このままAがバレーを辞めてしまうんじゃないか、と思ってしまった
大学の練習には来ていないし、連絡もつかない
はぁ、どこいんのさ
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あ「かーえーりーたーくないー」
母「早く帰りなさい、みんな心配してるわよ」
あ「バレーしたくないよぅ」
母「もう気分転換になったでしょ。やらなくていいと思うけど」
あ「だいぶここにいたからね。気分は落ち着いた。」
母「なら早くいけ」
あ「てかやらなくていいの?」
母「だってそれはあんたが決めることでしょ」
あ「そうだね。ま、ありがとう、帰るわ」
母「ん、気をつけて」
実家の京都にいたけど、実質追い出されて東京へ戻ってきた
スマホも寮に置いてた
とりあえず東京に帰って寮に行く
「あ、A」
バレー部員の方々が勢揃い。ちょーど練習終わる時間だもんなぁ
もう和解したからいいけど、今は無断で失踪しちゃってるから何となく気まずい
あ「おつかれさまでーす」
「実家帰ってたの?」
あ「はい」
「もうタメ語でいいって〜」
あ「ん」
「そういえば何回か石川さんきたよ」
あ「へぇ」
「Aまだみんなでお礼言えてなかった。ありがとう。本当に。Aが抱えてるものを改めて実感したし、勝たせてくれてありがとう」
あ「みなさんのおかげですよ」
「口が上手くなったね、あ、これからは全日本、オリンピックとかもそうだけど、留学も!!バンバンいっておいで!この1年間凄いものが見れたから。本当にありがとう」
あ「いいえ」
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作者名:りり | 作成日時:2022年5月22日 1時