検索窓
今日:8 hit、昨日:14 hit、合計:24,279 hit

分かんないよ ページ43

石川「Aは選手なんだよ?それでそんな大怪我して」


あ「あー、奇跡的に体は打撲なんです。バレー続けれますし、ただ頭が少しバカになる程度じゃないですか?」


石川「続けれんの」

あ「はい」


石川「ならよかった」


ガラガラガラ_______


高橋「はぁっ、はぁっ、お待たせ」


あ「ぷりんぷりーん」


高橋「はい。Aそういえば、お母さんたちは?」


あ「あー、命に別状はないし、ただの打撲って分かって京都帰った」


高橋「……そう笑」

あ「ん、だかららんらんが買ってこないと甘いもの食べれない。肉も食べたいのに」


高橋「俺、このあと大学行かなきゃなんだけど……祐希さんは?」


石川「俺は少しここにいる」


高橋「わかりました、じゃ」


あ「ばいばーい、またきてねー!」


高橋は帰っていく


石川「肉食べる?」


あ「え!買ってきてくれるんですか!!」


石川「退院したら連れてってあげる」


あ「え、今食べたい。ねーパパーお肉食べたいー」


石川「パパじゃない」


あ「ふふ。ね、わたしとあなたって先輩後輩?」


石川「どうだと思う?」


あ「違うと思う。わたしが女の子で、あなたがパパ」


石川「違うわ!」


あ「全日本で戦ってきたのは覚えてる。それにお肉も何回か奢ってもらったかな、だからわたしのスポンサーさんだと思って」


石川「まあそれでいいよ」


あ「ふふ、牛タン食べたい」


石川「さっさと退院して」


あ「まかせて!!」


Aはポッカリと大事なことだけ忘れている


まあでも、俺の事を忘れたわけじゃなかったからまずよかったが、Aって変わり者だから好きになってもらうにはだいぶ苦労する


もっかい惚れさすってこんな難しかったっけ

ーーーーーーーーーー


それからAと色んな話をした。恋人になると教えてくれないこととか。


変に気を使って言えない性格なのも分かっていた


石川「そういえばなんでいつも23なの?」


あ「背番号ですか?」


石川「そう、全日本もそうだけど大学も、アメリカのも23じゃん」


あ「初めてもらった番号だったんです。中学の時ね。だからずーっと23を指定してます」


石川「へえ、それは初めて知った。でも固定した方が覚えられやすいよね」


あ「ふふそれもあります」


石川「好きなタイプは?」


あ「はは、取材ですか?笑」


石川「うん笑」


あ「好きなタイプかぁ。私の全てを受け入れてくれる人。私弱いから」

石川「知ってる」

あ「嘘つけ!」

分かんないよ→←分かんないよ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
設定タグ:石川祐希
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りり | 作成日時:2022年5月15日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。