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春を待つ胸が苦しいのだ ページ8

あ「なんて?」


直哉「……だから、、、なんで……そんなこと言うん…?」


あ「え、なんで泣いてんの?」


直哉「泣いてへんわ…!!」


あ「泣いてるよ」


好きな女の前で泣くなんてことはしたくなかった


けど変わってしまったAの態度に胸が痛いのが本音だ


直哉「俺…Aの言うことちゃんと聞いとったやん、、Aが欲しいもんもたくさんくれてやった…何がダメなん…?」



あ「……は?」


直哉「なんで…他のやつのとこ行くん…?」


あ「硝子さんに見てもらった方がいいよ、記憶喪失かも、だって振ったのはあなたでしょ?」


直哉「……記憶喪失やない、俺、別れようなんて一言も言ってへん」


あ「でも飽きたって」


直哉「分からんかってん、Aが。好きも言うてくれへんし考えてること何一つも分からへん、何も伝えてくれへんから」


あ「直哉くんも好きって言わんかったじゃん」


直哉「……俺だけ好きやったら嫌やから、」


あ「好きで付き合ってるんだから、わざわざ好きって言わなくてもわかるよね。嫌いになったら別れるし、付き合ってんだから好きなんじゃん?」


直哉「じゃもっかい」


あ「もっかい?」


直哉「もっかい付き合って、」


あ「え、やだ」


Aの「え、やだ」が頭の中で無限ループされた


今のより戻すとこちゃうん?


え、俺振られた?


正気に戻った時は医務室にいた


硝子「もう病院行けば?あんた重症だよ」


直哉「Aは?」


硝子「あんた運んで任務行ったよ」


直哉「なんか言うてた?」


硝子「別に」


ーーーーーーー

あ「ごめんなさい硝子さん」


硝子「は?なんでこいついんの」


あ「私もよくわかってなくて、職員室に不法侵入してました。でも気を失って、とりあえずここに」



硝子「あんたこいつになんか言った?」


あ「もっかい付き合ってって言われたから嫌だって言っただけです」



硝子「あぁそう…」


あ「じゃあ任務行ってくるのでよろしくお願いします」


硝子「まじか」


ーーーーーーー


硝子「で、わざわざ東京出てきたわけか」


直哉「そうやねん」


硝子「学生時代みたいに何回でも振られればいいだろ。数打ちゃ当たる精神で毎日告白でもしろ」



直哉「断られてる間Aはフリーやから他の男見るんも嫌や」


硝子「束縛しんどい言ってたしな」


直哉「てかあんた合コン行ったやろAと」


硝子「だから?」


直哉「行かすな!!」

開けた目に花は時雨→←変わってるんだろうな



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作者名:りり | 作成日時:2022年3月8日 1時

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