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夢の中なら空だって飛べたんだ ページ17

五条「で、元彼氏と実家帰りですか」



あ「違う、強盗したあと、帰りのアジトに奴がいたってだけ」


五条「言わないの?」


あ「言わないよ_______言ったら彼、きっと泣いちゃうから」


五条「泣かせばいいのに」


あ「もう傷つけたくないからさ」


泣いてる姿を見ると、もっと胸が痛むから


五条「ま、Aがそれでいいんならいいんだけどさ」


あ「さ、任務行きますかー」


五条「日付けまたぐ前に終わったらいいね」


あ「え、そんなあんの?」


五条「だって8時からのはずが、A、東京に帰ってきたの昼じゃん、圧倒的に間に合わないと思うけどね」


あ「いってくる!」


五条「はいはーい、気をつけてー」


急いで任務を終わらせていると、ピコン、とスマホがなる


画面を見ると禪院直哉の文字


あれ、交換してないんだけどな、

ああ今日やられたのかな、と思い画面をスクロールして内容を見る


直哉:話の続き、いつがええ。俺そっち行くわ

直哉:ブロックしたらわかっとるやろ

うーんめんどくさい、さっさと終わらした方がいい


A:ほんなら明日

直哉:わかった。逃げんなよ

A:おん


そして遅刻のせいで任務の時間が押して押して、これでも精一杯時短したんだけど、帰りついたのは朝方5時


風呂はいってご飯食べて、眠りについたのは朝6時


9時出勤して、朝数件こなして、直哉と話せばいいか


3時間爆睡した


五条「おっはよーテンション低いねー」


あ「5時までやってた」


五条「じゃあ今日はぐっすり眠れるね」

あ「他人事だ」


五条「じゃあ今日も元気に行ってみよーー!」


キチガイを相手にしていたら頭爆発しそう


さっさと任務に出かけ、補助監督の運転中、爆睡。


移動時間を睡眠時間にしなくては。

「つきました」


あ「んー、、、はーい」


ポイッとスマホを補助監督に投げる


あ「禪院直哉から数回電話かかってくるんで、出といてください。その度に任務中だと言えばいいです」


「ええ………」


今日1度もスマホを見ていなかった。ただ任務行く前に初めて見たら、通知がすごいことになってたので見るのをやめて、補助監督にぶん投げ



直哉、ドタキャンしないから許してくれ

僕の目に君が見えないなら→←子供の頃は月だって行けた



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作者名:りり | 作成日時:2022年3月8日 1時

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