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盲いた目をしている ページ12

過去編。高専時代

ガラガラガラ___________


医務室の扉が開く。直哉かなー?と思ったら違う人


交流会で会った、東京校の五条悟


あ「怪我ですか?」


五条「お前反転術式使えねぇだろ」


あ「うん、そうだけど、ここに来たってことは怪我かなって」


五条「どうやって解いた」


あ「…なにが?」


五条「この間の特級呪霊の呪いだ」


あ「あれって自爆技じゃないの?」


五条「まぁそうだけど、あれどうやって解いたか聞いてんだ」


あ「自分の中での縛りで」


五条「はぁ……どういう条件?」


なんかため息つかれたんだけど


あ「人を愛したら、その愛した人が死ぬっぽいよ。愛が分からないからいいけど」


今まで恋したことはあっても、ライクかラブなのかわかんなかったし


好き、と愛じゃ違うらしい


五条「あれはな…古代の呪いだ。今は触れちゃなれねぇ禁忌の呪いだ。それがあの特級がなぜか術式を使えていた」


あ「それ聞くためにわざわざ京都まで?」


五条「今の話聞いてた?」


あ「まぁなんか複雑なことはわかったんですけど、遥々、京都校まで御足労頂きまして、と思って」


だってこの人も御三家ですっげーワガママで自己中だって聞いてたから


ワガママなら、東京校こい。とか言いそうなのにわざわざここまで来たことに感動というか


五条「その情報を聞いて、現場に行ったが何もなかったから聞きに来てんだよ。報告書くらいちゃんと書けよ」


あ「私もよくわかっていませんし、でも跡形はなかったと思う」


五条「あと建物壊しすぎ。修繕費えぐいだろあれ。で、直哉は?」


あ「直哉は任務かなんかじゃない?あ、でも直哉何一つ覚えてないよ」


五条「…は?」


あ「私も聞いたんだけど覚えてないって言ってた」



五条「……そうか、あと縛りのことは口外するな」


あ「わかった」


ガラガラガラ___________


あ、次は直哉だ


直哉「?なんで悟くんがおんねん。ここ京都やで?」


五条「Aに話があったんだよ、もう用は済んだから。じゃーな」


直哉「は?何用って」


五条「大事な話」


それだけ言うと悟くんは帰ってった。嵐が去ったかと思えばこれからまたダルい嵐が始まる


直哉「何話しとったん」


あ「任務のこと」


直哉「悟くんの管轄は関東と東北やん。こっちの任務までせーへんやろ?」



あ「まぁ訳ありでね」


直哉「ほんまは何話しとったん」


あ「まじで任務だって」


直哉「本当のこと言わへんなら寿司やらんで」

僕は君がみたい→←その罪が僕の罰だ



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作者名:りり | 作成日時:2022年3月8日 1時

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