1103 / 心を聴いて ページ43
side A
ちょっとずつ普通のご飯に戻してるものをゆっくり食べて、
嘔吐しちゃうこともなく無事に完食出来た。
「よしっ、潤ちゃんお着替えしよう〜」
潤「はーいっ」
「おいで〜今度はまぁだよ」
潤「んふふ、まぁっ」
翔ちゃんから彼を受け取って、
ソファの下でいつものようにお着替えタイム。
でも服を脱がせる前に、彼から言葉が降ってきた。
潤「ねぇねぇ、まぁ？？」
「なぁに？」
潤「あのね、きょうね、ちょっと……さむいの、」
不思議そうに、こてん、と首を傾げて
この子自身も理由がわからないみたい。
7月の2週目も終わる最近は、彼にとっても暖かくて。
だから突然の寒さに分からないんだと思う。
でも、この1週間ずっと彼の体調を気にしてきて
今日も朝からずっと気にかけてた俺らは、
やっぱり、と不思議には思わなくて。
「そっかそっか、寒いんだね。おいで潤ちゃん、ぎゅーしよう」
潤「まぁ、ぎゅー？」
「うん、ぎゅーしようね」
彼を抱き上げて、一旦抱きしめてる間、
キッチンで3人が何やら話してるのを見つめる。
数秒話したあと、ニノが潤ちゃんのコップをひらひらと掲げる。
それに小さく頷いて少し待つ。
和也「潤くん、ホットミルク。ゆっくり飲んでね」
ニノが持ってきてくれたホットミルクをひと口飲んだ彼は
少し表情が和らぐ。
彼の目を見つめ、
混乱してる彼の頬を撫でた流れのまま、髪を梳く。
「潤ちゃん、寒いのね、ちょっと緊張してるからだと思うの」
潤「きんちょ……してる、？」
「うん、今日のわんちゃんのお仕事でね、ちょっと緊張してるんじゃないかな」
潤「きんちょー………」
きょとん、とかわいい顔で見つめられたあと
彼の手が、そっと彼の心へ触れる。
今朝から、緊張してる感覚はなかったんだろう。
それなら緊張してるのは、
心の中の自分かな？ってなるのがこの子だから
今はきっと、お話中。
潤「………きんちょ、してる、」
「そっか、心の中の潤ちゃんは緊張してるって言ってる？」
潤「うん、じゅんね、きんちょ……してないって、おもってたの、」
「そうだね、潤ちゃんは大丈夫って思ってたんだね」
潤「うん、でもね、きんちょ……してた、」
「うん、だから今日はちょっと寒いんだね」
潤「そっかぁ、じゅんきんちょーしてる…」
なるほど…、って真剣に考えてる彼の頭を撫でると
また見つめられて、何かを聞きたそう。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» ぐりぐり姫ちゃんわたしもお気に入りです( 笑 )、なでなでしてあげてください！😂 (2022年1月19日 15時) (
レス) @page30 id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ぐりぐり姫ちゃん何回見ても癒し。笑...ちゃんと感情を表に出せるようになった姫ちゃん。偉いね。すごいね。って猛烈に撫で撫でしたい。笑 (2022年1月19日 10時) (レス) @page47 id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - nyanさん» ありがとうございます😭😭 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 舌足らずな姫ちゃんが好きで書いてしまいます🙈笑。 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - 続く限り読み続けますよ❤️ (2022年1月13日 21時) (レス) @page46 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年11月23日 17時
