1091 / 貴方の力が必要だと思うから ページ31
side N
雅紀「あのね、まぁの動物園あるでしょ？番組、」
潤「うん、」
雅紀「そこにね、潤ちゃんが出てほしいって言われたの、今日」
潤「うん…？」
雅紀「いつもならね、潤ちゃんだけがゲストってお願いされるお仕事は断ってる、ひとりになっちゃうからね？」
潤「うん、しってる、」
雅紀「うん、そうだよね。でもね、今回のはちょっと違うから、潤ちゃんに相談して決めたい」
一旦間を開けて、潤くんが整理出来てから話を続ける相葉くん。
雅紀「あのね、断らなかった理由のひとつはね、ロケだからっていうのもあるの。
まぁが一緒に出来るお仕事だからね、潤ちゃんひとりにならない」
潤「うん、うん」
雅紀「でもね、その内容が、ちょっとどうかなって思って」
いつも以上にゆっくり話を進める相葉くんに
俺ら3人も、どこか緊張する。
不思議そうな表情をした潤くんの手を握って、
じっと見つめ、そっと話を続ける彼。
雅紀「あのね、ずっと痛いことされてたわんちゃんと会うお仕事なの」
ゆっくり、優しく言葉を落として
そっと、優しく握る手を摩る。
ぴく、と
微かに身体が動く彼。
雅紀「ごめんね、びっくりしたね。一回ぎゅーしよう」
抱きしめてくれる相葉くんの背中に
きゅ、と手を回して
相葉くんの後ろに居た俺らには、
少し困惑してる表情の彼。
潤「………まぁ…？」
雅紀「ん？」
潤「……おはなし、きく、」
雅紀「うん、ありがとう。お膝の上にする？」
潤「ん、おひざのうえ…、ぎゅって、」
雅紀「うん、ぎゅってしながらお話しようね」
抱き上げて膝の上に乗せてあげた相葉くんは
潤くんを優しく包み込んで、少し間を空けてから話を再開させる。
雅紀「そのわんちゃんね、痛いことされてたから、人が怖いの」
潤「うん…」
雅紀「今そのわんちゃんをお世話してる人もね、怖がられちゃう」
潤「ん…、わんちゃん、こわい…？」
雅紀「うん、そうなの」
ちゃんと向き合おうとしてる潤くんを
急かさずゆっくり待つ相葉くんは
ずっと、彼の背中を摩ってる。
潤「……じゅん、も…ね、？」
雅紀「うん、なぁに？」
潤「じゅんも……むかし、こわかった、
おとなのひと、みんな……いたいことするって、おもった、」
雅紀「うん、うん」
潤「だからきっと、わんちゃん……とってもこわい、」
雅紀「そっか、そうだね」
困惑してた表情が
心配の表情に変わり
でも少し、困惑も消えなくて。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» ぐりぐり姫ちゃんわたしもお気に入りです( 笑 )、なでなでしてあげてください！😂 (2022年1月19日 15時) (
レス) @page30 id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ぐりぐり姫ちゃん何回見ても癒し。笑...ちゃんと感情を表に出せるようになった姫ちゃん。偉いね。すごいね。って猛烈に撫で撫でしたい。笑 (2022年1月19日 10時) (レス) @page47 id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - nyanさん» ありがとうございます😭😭 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 舌足らずな姫ちゃんが好きで書いてしまいます🙈笑。 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - 続く限り読み続けますよ❤️ (2022年1月13日 21時) (レス) @page46 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年11月23日 17時
