1074 / 繊細さを包み込む ページ13
side A
「ふふ、ちょっと緊張しちゃうね」
潤「ん…ふふ、ちょっと…」
「ね、何かお話してよっか。潤ちゃんとしたいこと考えようかな〜」
潤「ふふ、したいことっ？」
「あ、いつかさー、2人でお出かけしたいね？」
潤「くふふ、まぁとでーとするっ？」
「わ、潤ちゃんとデートしたい！してくれますかー？」
潤「んふふ、いいですよ〜」
頭を撫でながら話してると、楽しそうににこにこしてくれる。
翔「あ、潤、たぶんこれちょっと苦手だと思う。片付けていい？」
潤「うんっ、だいじょうぶ、」
智「んー、潤ちゃんこれどうかな、ちょっと難しいかな」
判断が難しいのか、リーダーが彼に委ねる。
着せちゃったり肌に直接触れたりしちゃうとざわざわしちゃうだろうから
ツンツン、と指先でちょっと触れさせる。
潤「んっと…、つんつんって、するのは、だいじょうぶ、
でも、きるの…は、ちょっと……にがて、たぶん…」
智「そっかそっか、潤ちゃんがそう思うなら片付けておくね、ありがとう」
潤「うん、ありがとっ」
そんな感じで分別が進んでいって
最後に一枚、ニノとお揃いの服が出てきた。
それを確認したニノは、ちょっと表情が曇って。
和也「潤くん、これも苦手だと思う、」
そう言われた途端に、ふるふると慌てて首を横に振って
その服へと手を伸ばす潤ちゃん。
潤「やっ、これたいせつ、さわれるっ、きれるよっ」
服を掴んで、肌に触れる裏の生地をしっかり触って
大丈夫、着れるって一生懸命アピールする。
とっても大切にしてたから、きっと着続けたいんだろう。
無理してないみたいだから、
本人に着たい意思があれば感触も大丈夫なのかな。
和也「ふふ、わかった、わかったよ、これは片付けないでおくね？」
潤「んっ、かずと、おそろいだもん…」
和也「ふふ、うれしい、ありがとうね」
優しく撫でられて、
額をくっつけてぐりぐりされながら感謝を伝えられれば
潤ちゃんも、えへへ、ってちょっと照れちゃう。
翔「がんばったね、確認してくれてありがとうね」
潤「んーんっ、みんなも、ありがとっ」
またひとつ増えた個性に、ゆっくり向き合えた。
この子の中で ”ダメなところ” にならずに済んだと思う。
俺らの服も、この子が苦手だろうと思われる物は片付けておく、っていうことになってる。
もちろん、彼には気づかれないように。
母親のことも、
きっと、ゆっくり乗り越えられるはず。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» ぐりぐり姫ちゃんわたしもお気に入りです( 笑 )、なでなでしてあげてください！😂 (2022年1月19日 15時) (
レス) @page30 id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ぐりぐり姫ちゃん何回見ても癒し。笑...ちゃんと感情を表に出せるようになった姫ちゃん。偉いね。すごいね。って猛烈に撫で撫でしたい。笑 (2022年1月19日 10時) (レス) @page47 id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - nyanさん» ありがとうございます😭😭 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 舌足らずな姫ちゃんが好きで書いてしまいます🙈笑。 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - 続く限り読み続けますよ❤️ (2022年1月13日 21時) (レス) @page46 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年11月23日 17時
