1072 / 触れるひと ページ11
side O
和也「………他に違うのない？」
『えっと…、これはどうでしょうか、』
和也「あ、うん、これにしよう」
さっきと同じ感触の服だったのか、一度却下してから
最後に提案されたものを選ぶ。
「潤くんこれならいいかな、」って提案された潤ちゃんは
ニノが確認したことを目の前で見てるから、すぐに触れた。
スタッフが出て行ってから、着替え始めた潤ちゃんをよそに
コソッとニノに聞いてみる。
「知ってたの？2人で住んでたときにもあった？」
和也「ううん、知らない、初めて知った」
翔「え？」
翔ちゃんが驚きの声を出すのと同時に、
俺と相葉ちゃんも同じ声が出た。
和也「たぶん、………特徴なんだと思う」
驚いてる俺らを見て足されたその言葉に、
ストン、と心の中で納得。
発達障害の、なんて枕詞がなくてもわかった。
雅紀「これが特徴っていうのは知ってたの？」
和也「知ってたっていうか…、ちょっと調べたの。
心に問題はなくても心に変化はある、って言われたときあったでしょ？」
「うん、」
和也「その時に、やっぱり知識としてあった方がいいのかなと思って…
特徴として、感覚過敏があるみたい。今のはその中の、触覚過敏っていうやつだと思う」
翔「感覚過敏なら…、大きい音が苦手なのも、聴覚過敏ってこと？」
和也「それ、俺も最初はそう思ったんだけどね。
でも潤くんの場合、その原因は…、アレでしょ、過去のこと。
だから、特徴ではないんだろうなって…」
雅紀「……それが先生が言ってた、後天的なものかどうか、か…」
「………線引きが難しい、って言ってたね」
和也「うん…、いろいろ…出てくるんだと思う。
心が変化してるし、たぶん…ちょっとずつ、信頼してくれてるし」
翔「そうだね、」
和也「それに、全部が個性っていうのには変わりないから」
何の迷いもなく、戸惑いもなく
最後にそう言い放ったニノに、視線が引っ張られる。
潤「かずっ」
和也「お、着替えたー？これなら大丈夫だね。ふふ、似合ってる」
潤「んふふ、ありがとっ」
彼のすべてが個性、
これには俺らも何の迷いもないし戸惑いもないけれど
彼に関することはちゃんと知識を持つ努力をしていて
新しく増えた彼の個性も、一瞬で受け入れる。
そんなニノの姿にやっぱり、尊敬するんだ。
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» ぐりぐり姫ちゃんわたしもお気に入りです( 笑 )、なでなでしてあげてください！😂 (2022年1月19日 15時) (
レス) @page30 id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ぐりぐり姫ちゃん何回見ても癒し。笑...ちゃんと感情を表に出せるようになった姫ちゃん。偉いね。すごいね。って猛烈に撫で撫でしたい。笑 (2022年1月19日 10時) (レス) @page47 id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - nyanさん» ありがとうございます😭😭 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 舌足らずな姫ちゃんが好きで書いてしまいます🙈笑。 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - 続く限り読み続けますよ❤️ (2022年1月13日 21時) (レス) @page46 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年11月23日 17時
