940 / ただ、愛 ページ5
side N
潤「………………いる、だけ…、
………おれもね、かずがいてくれるだけで、ほっとするよ、
まもってくれてるって、おもうよ、」
「ふふ、じゃあそれと同じだ。
だからね、お約束は……何だろう、かずと潤くんのため、かな」
潤「……かず、と、？？」
「うん。ふたりが一緒にホッとするために、
かずはお約束を伝えて、潤くんはそのお約束を守るの。
そうしたら、ふたり一緒にホッと出来るかなって思う。
だから逆に、潤くんがお約束を伝えて、かずがそのお約束を守ることももちろんするよ」
大きくてくりんとした目が輝いて
コクッ、て大きく頷かれる。
潤「そっかっ！いっしょに、ほっとするのっ！」
「ふふ、そうそう。潤くんは何か、伝えたいお約束はある？」
潤「んっとね、かずもね、ふあんなとき、おしえてほしいって、おもうよっ？？
かずがね、”じゅんくんだいじょうぶ？” っておもうときはね、きいてほしいの、
そうしたらね、おれ、ちゃんとつたえるの、
げんきだよ、とか、ちょっとこわいよ、とか、ね？？」
嗚呼、
バレてるんだ。
俺がいつも潤くんのことを心配しちゃって
潤くんがいつも通りなときも心の中で確認しちゃうこと。
潤くん大丈夫かな、どうだろう、って考えちゃうこと
この子にはお見通しだったんだ。
「ふふ……うん、」
潤「ふあんなこと、こうかんするの。
そうしたらね、そのふあんね、ぎゅーってして、おはなにかえて、どうぞってかずにあげるよ！
かずがいつもそうしてくれるから、これからはね、こうかんして、ふたりでほっとするの！」
「ふふ……うん、そうしたい、
………もう、泣いちゃうからやだ、」
潤「んふ、かず、ぎゅーしようねっ」
” 不安なときは教えてね ”
” 潤くん、ぎゅーしようね ”
俺がいつも潤くんに言うことを
まるで受け継いだみたいに返してくれる。
でもそれは違って、
潤くんが俺にくれた優しさを、俺は必死に潤くんに返してるのに
そのループが終わらないように、終わりなんてないように返してくれるから。
この子のことは絶対に守りたくて
この子を傷つけたくなくて
そんなかっこいい理由を作ってるのも
本当はただ、
俺が、この子の傍に居たいだけで。
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櫻宮 - とうとう出てしまった分離不安。大丈夫かな？と思いましたがとりあえずこの子の笑顔が見れて一安心笑笑...そっかずっと集中豪雨の中母親のこと待ってたんだね。寒くて凍えそうな夜。きっと心まで冷えてたんだろうな。って思いました (2021年8月4日 9時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 皆様、カップルさんのことを『強くて脆い』って言ってくださるのうれしいです…ありがとうございます（ ; ; ） (2021年8月4日 1時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - ヲ伽 -otogi-さん» いえいえ 名前違うとわからんよね笑 (2021年8月1日 7時) (レス) id: 4e0d2c6273 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - つかささん» あれ！？riroさんでしたか…！めちゃくちゃタメ口すみません（ ; ; ）インスタでもこっちでもありがとうございます´`*！ (2021年7月31日 22時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
つかさ(プロフ) - ヲ伽 -otogi-さん» 全然いいよ！ riroと申します笑 てかまじで久々のこっちのコメント笑 (2021年7月31日 19時) (レス) id: 4e0d2c6273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年6月30日 19時
