806 / 誰も知らない優しさ ページ44
side O
潤「あ、しょおくんみる？
そろそろね、ひえぴたもかえて、おねつもはからなきゃなの」
冷えピタと体温計を持って、
和室の前でちゃんと心臓や体調を確認して。
「うん……寝れてるね、」
和也「明日の朝には治ってそうだね」
雅紀「ふふ、潤ちゃんのおかげ。ありがとうね？」
潤「んふ、よかった」
冷えピタを変えてあげて、体温も測ってあげた潤ちゃんと和室を出ると
トテトテと洗面台へ走って行く。
雅紀「手洗うの？」
潤「うんっ、かぜうつらないようにするにはね、てをあらうのがいいんだって〜」
″ しょおくんのそばにいったときは、てをあらうの〜 ″ って
今日一日で既に当たり前になったのか、なんてことなく答える。
しんどい中翔ちゃんが伝えたこと、ちゃんと届いてるんだ。
本当に、彼なりにいろいろ考えて看病してくれた。
自分が、俺らにとってどんな存在か
ちゃんと、それも忘れないで居てくれて。
和也「ふふ……ありがとう潤くん、ほんと好き、大好き、愛してるよ」
潤「わっ、かず？まってまって、あわあわなのっ」
「ふふ、俺も潤ちゃん大好き、愛してる」
雅紀「俺も潤ちゃん愛してる！ふふっ」
潤「わぁっ、うれし…うれし、けど、ふふっ、あわあわなのっ」
自分が大切な存在っていうのは
彼にとって、すぐに理解することが難しくて
何度も何度も伝えるけれど
時間はかかってもそれをちゃんと受け取って、大切に心に締まってくれる。
彼には届く。
そして、想像以上のもので返してくれる。
俺らが想像するよりももっと、
俺らが想像なんてできないくらいもっと、
誰も知らないくらいの、優しさで。
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櫻宮 - 大宮さん» 中のお手紙を見てニヤける彼らを想像してさらにニヤけてしまう私。笑姫の想いはきっと彼に届いてると思います。 (2021年2月26日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 大宮さん» 確かに姫の看病あってこそ。笑私も思わずマスクの下でニヤける。笑 (2021年2月26日 8時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - 潤くんが一生懸命作ってくれたお守り、きっとしょうくんをまもってくれるよ！”お約束”ちゃんと守ってね？しょうくん。 (2021年2月24日 14時) (レス) id: a13c7c5f2d (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - しょおく〜んっ！治ってよかったよ。姫のおかげだね(^^♪今日はしょうくんのやさしい顔が想像出来ました！私もつられてずっとにやけてます(*'▽') (2021年2月24日 14時) (レス) id: a13c7c5f2d (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 大宮さん» 私も大宮さんと同じです。そしてあわあわなのっ！に繋がる。笑何で姫ちゃんはあんなに可愛いんだろ？笑誰か教えてほしい。笑 (2021年2月22日 8時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年1月17日 11時
