790 / かわいい気配り ページ28
side A
ソファに戻ろうとした潤ちゃんが
ふと、立ち止まる。
「………？？」
くまさんを振り返り
数秒後、お花の本を手に取り、くまさんの傍に座る。
翔「ふふ、」
「ふふ、」
小さな小さな、彼には届かない笑み。
今度は潤ちゃん、じーっとくまさんを見つめる。
次はなんだろうと思って見つめるのは俺だけじゃなくて。
少しキョトンとしていた顔が
ハッとひらめいた顔になって
立ち上がった彼は、トコトコと自分の毛布を取りに行き
くまさんの背中にそっと掛けて。
またまたくまさんをじーっと見つめて
数秒後、うんうん、って納得したようにニコニコ頷く。
なるほど、これで寒くないだろうと確認したのね( 笑 )
智「ふふ、」
和也「んふ、」
微笑まれてることに気づくはずもなく
彼は、くまさんの傍でお花の本を読む。
ぺたん、って座って読んだり
くまさんに凭れて読んだり
そうしてるうちに、いつの間にかくまさんに寝転んでいて。
これは寝るな、って思っていれば、
まぁ案の定。
和也「ふふ、やっぱり寝てる」
数分後、そっと確認しに行ったニノは
眉を八の字に下げて優しく笑う。
和也「体強くないのに…、自分が風邪引いちゃったらどうすんの、」
最近で一番暖かいと言っても、潤ちゃんからしたら肌寒い。
それなのに自分には毛布を掛けず、くまさんに掛けてあげて。
困ったような優しい表情のニノだけど
潤ちゃんが、自分を優先出来ないのは百も承知で。
違う毛布を引っ張り出してきて、そっと潤ちゃんに掛けてあげて
優しく優しく、彼の髪を梳く。
優しいような
困ったような
何かを想うような
そんな表情。
潤「……………………んふ、………かず…、」
寝言で聞こえてきた自分の名前に
少し眉を上げて、また優しく笑って。
和也「ふふ、………俺は夢でもちゃんと潤くんの傍に居る？」
″ 夢では苦しくないといいね ″ って
小さく呟いたのは、小さく聴こえた。
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櫻宮 - 大宮さん» 中のお手紙を見てニヤける彼らを想像してさらにニヤけてしまう私。笑姫の想いはきっと彼に届いてると思います。 (2021年2月26日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 大宮さん» 確かに姫の看病あってこそ。笑私も思わずマスクの下でニヤける。笑 (2021年2月26日 8時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - 潤くんが一生懸命作ってくれたお守り、きっとしょうくんをまもってくれるよ！”お約束”ちゃんと守ってね？しょうくん。 (2021年2月24日 14時) (レス) id: a13c7c5f2d (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - しょおく〜んっ！治ってよかったよ。姫のおかげだね(^^♪今日はしょうくんのやさしい顔が想像出来ました！私もつられてずっとにやけてます(*'▽') (2021年2月24日 14時) (レス) id: a13c7c5f2d (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 大宮さん» 私も大宮さんと同じです。そしてあわあわなのっ！に繋がる。笑何で姫ちゃんはあんなに可愛いんだろ？笑誰か教えてほしい。笑 (2021年2月22日 8時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年1月17日 11時
