774 / 壊し、壊され ページ11
side O
少し気が和らいだ彼は、
ニノからは離れられなかったけど、ゆっくり、普段通りに過ごした。
寝る時も、みんなでおやすみ、って揃って寝れば
すぐに、スヤスヤとかわいい寝息が聞こえてきて。
でも、潤ちゃんの隣のニノは
潤ちゃんが寝たことを確認して、体を起こす。
「………ニノ？」
珍しいと思い俺も体を起こせば、それは翔ちゃんと相葉ちゃんも同じで。
翔「どした…───────」
翔ちゃんが言葉に詰まったのはきっと、
ニノの布団にポタポタと落ちるもののせい。
翔「………ニノ、ちょっとリビング行こう、」
和也「……っ、じゅんく…っが、」
雅紀「俺見てるから、行っておいで」
「ニノ、行こう、おいで」
先にベッドから降りて手を差し出せば、弱々しく握ってきて
そっと寝室を出て、扉を閉めれば。
和也「……………っふ、…く…っっ、」
ズルズルと座り込んで、
俯いて必死に嗚咽を堪えようとして。
2人で抱き締めれば、弱々しく服を握られる。
″ 俺が、潤くんの希望を壊した ″
和室での会話をすべて教えてくれてから
ひとつ零されたそれは、静まった家中に響いた。
寝室から漏れ聞こえたひとつの嗚咽と
隣の彼から見える落ちていくものと、
自分のぼやける視界と、
腕の中でヒクつく彼。
和也「……いつか、って……思ってる潤くんが、哀しかった…、
どれだけ虐待されても…愛なんて、貰えるはずないって、……俺が、潤くんに……っ、」
翔「っ、ニノ、」
和也「過去の現実を……っ、今になって、見せて…っ、」
「……っっ、間違ってないよ…、おまえは間違ってない、」
ニノは、
俺らは。
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櫻宮 - 大宮さん» 中のお手紙を見てニヤける彼らを想像してさらにニヤけてしまう私。笑姫の想いはきっと彼に届いてると思います。 (2021年2月26日 8時) (
レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 大宮さん» 確かに姫の看病あってこそ。笑私も思わずマスクの下でニヤける。笑 (2021年2月26日 8時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - 潤くんが一生懸命作ってくれたお守り、きっとしょうくんをまもってくれるよ！”お約束”ちゃんと守ってね？しょうくん。 (2021年2月24日 14時) (レス) id: a13c7c5f2d (このIDを非表示/違反報告)
大宮 - しょおく〜んっ！治ってよかったよ。姫のおかげだね(^^♪今日はしょうくんのやさしい顔が想像出来ました！私もつられてずっとにやけてます(*'▽') (2021年2月24日 14時) (レス) id: a13c7c5f2d (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 大宮さん» 私も大宮さんと同じです。そしてあわあわなのっ！に繋がる。笑何で姫ちゃんはあんなに可愛いんだろ？笑誰か教えてほしい。笑 (2021年2月22日 8時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年1月17日 11時
