45.開かれたトビラ ページ49
智side
雅紀「みんなっ…、」
「さっきの松潤の言葉…どういうこと…？」
翔「…何か知ってるなら、ちゃんと話して」
和也「相葉くん、ちょっとの間潤くんのこと避けてたでしょ」
「用があるって言ったのも嘘でしょ？なのに、急に息切らして迎えに来た」
雅紀「…気付いてたんだ」
少し腕の中の松潤へ視線を移した彼は、
諦めたように彼をソファにそっと寝かせ、
俺らをダイニングテーブルへと誘導した。
雅紀「…前提として言っとくね？」
和也「…なに？」
雅紀「…俺は、話さないよ」
「…は？」
雅紀「松潤が話す気のないことを、俺が勝手に話すようなことはしない」
「…それは分かってる」
雅紀「ただ…俺も、全て知ってるわけじゃないよ」
翔「それでも、避けてしまうほどの衝撃だったんでしょ？」
雅紀「…うん。でも俺は…もう迷いはないよ」
「…分かった。話は松潤に聞こう」
翔「起きるまで待つしかないね」
和也「晩飯でも作って待ってよう」
松潤が起きるのを待つ間、
にのと俺は晩飯を作り、翔くんと相葉くんはテーブルを片付けてもらうことになった。
相葉くんの気持ちが、ひしひしと伝わってきた。
定まった意志があるという瞳。
言葉はなくとも、それだけで理解出来た。
だから、誰も相葉くんを責めることは出来なかったんだ。
何故俺らに報告しなかったんだと責めるなんてこと、出来なかった。
.
翔「…起きたよ、松潤」
15分程経った後、
キッチンまで報告に来てくれた翔くんに続いてソファに行くと、今度は松潤が目を見開いて驚いていた。
きっと、さっきの言葉を聞かれていたと相葉くんから聞かされたのだろう。
「…松潤」
潤「…ダイニングテーブルで」
諦めた様子の彼は、ダイニングテーブルへと移動した。
みんなもそれに続いて移動して、相葉くんと松潤の前に俺ら3人が座った。
雅紀「…松潤、大丈夫？」
潤「…ん。相葉くんだけじゃなく、いつかはみんなに話さなきゃいけないことだから」
松潤はそっと、話を始める。
潤「…安藤が病室に来た日、相葉くんが安藤に会ったんだよね？」
雅紀「うん。…俺ずっと安藤を疑ってたんだ。だから松潤への事情聴取の時点で腹立ってて、売店前で会った時に問い詰めたんだ。なんで松潤に近付くんだって」
和也「安藤さんはそんなんじゃ…」
雅紀「でも化けの皮剥がしてきたよ、アイツ」
ゆっくりと、真実が浮かんでくる感覚だった。
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つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - 雅宗 潤美さん» ありがとうございます(；＿；)頑張ります！ (2018年1月28日 2時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - 続きが気になります！次の更新を楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年1月28日 2時) (レス) id: 06b5a4e25a (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - ボーロさん» ありがとう(；＿；) (2018年1月8日 20時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
ボーロ - まさにお兄ちゃん感出て最高だった！！これからもファンとして期待してます！！ (2018年1月8日 19時) (レス) id: f9aebeac08 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - ボーロさん» 全然大丈夫よ！ 相葉くんがキーやな〜(笑) 翔くんの潤くんへのお兄ちゃん感出したかったねん(笑) (2018年1月5日 12時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ
| 作成日時：2017年8月4日 17時
