34.FEEL ページ38
潤side
その後、少し間をあけて考え込んだ安藤は、
考えをまとめてから口を開いた。
安藤「…よし、分かった。きっともうこの件はすぐに片付くだろう。アノ件は一旦置いといて、まずはコレを片付けるよ」
「…どうも。よろしく」
安藤「ただ…アイツが捕まると、お前はますますマズい状況なるぞ。…っていっても、警察に本当のことを話さなかったのが、それを理解してる証拠だろうがな」
「アンドーさんの言うとおり、分かってるよ。…ここまで生き延びたのに殺されるよりかはマシだ…」
安藤「俺にとっちゃ一石二鳥だけどな」
「ソノ件は置いとくんじゃなかったっけ？」
安藤「お前が逃げ切れると勘違いしないように言ってやってんだ」
「そりゃご丁寧にどうも」
安藤「じゃあ、早くココ出てこいよ。…弱ってる時に勝負する程男が腐ってねぇからな。…平等じゃないと決着がつかない」
「…もうあと3日程で退院だって言われたよ」
それを言った途端、少し敏感に反応した奴。
…何だ？
俺、何かマズいことを…？
安藤「……3日ねぇ…。タノシミにしてるよ」
そう言って俺に背を向けた瞬間、
少し笑みを浮かべたように見えたのは
俺の気のせい───────…？
.
「ごめんね、外してもらって」
智「いいよいいよ、安藤さん賢そうだし、犯人逮捕に繋がるなら容易いことだよ(笑)」
安藤と入れ違いにみんなが病室に入ってきて、
一言謝るとそんな返事が返ってきた。
だけど、3人しか居なくて。
「…相葉くん、まだトイレ？」
和也「うん。売店でも寄ってんじゃない？腹減ったって言ってたから」
「そう…」
相葉くんなら有り得ることだけれど、
どこか納得いかなかった。
少し疑いを含んだ瞳で安藤を見る彼の表情と、
病室を出る時の不機嫌そうな声色。
それらが、少しの間脳裏から離れなかった。
「…売店ってさ、…出入口の近くだっけ？」
翔「うん、そうだよ」
もし本当に、相葉くんが売店に寄っていたら
帰ろうとする安藤とばったり出くわして
そして
もし、あの安藤の笑みが
何か企んでいる笑みだとしたら───────
「…やめよ、」
自分で考え始めたのに、怖気付いた。
けれど、せっかく考えるのをやめたのに
また就寝時になって考え始めてしまったのは
その日、相葉くんが
再び顔を出すことなく帰ってしまったから────
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つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - 雅宗 潤美さん» ありがとうございます(；＿；)頑張ります！ (2018年1月28日 2時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - 続きが気になります！次の更新を楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年1月28日 2時) (レス) id: 06b5a4e25a (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - ボーロさん» ありがとう(；＿；) (2018年1月8日 20時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
ボーロ - まさにお兄ちゃん感出て最高だった！！これからもファンとして期待してます！！ (2018年1月8日 19時) (レス) id: f9aebeac08 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - ボーロさん» 全然大丈夫よ！ 相葉くんがキーやな〜(笑) 翔くんの潤くんへのお兄ちゃん感出したかったねん(笑) (2018年1月5日 12時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ
| 作成日時：2017年8月4日 17時
