19.drop ページ22
智side
午前の仕事を終え、
午後の仕事に向かう。
久々の、5人揃っての仕事。
「…大丈夫かなぁ」
翔ちゃんから、松潤とのことを聞いた。
翔ちゃん同様、俺も衝撃だった。
それに加えて、反省した。
彼を疑うなんて、一番してはいけないこと。
なのに俺らは、無意識に疑ってたんだ。
「でも…、思えないな」
それでもどうしても、" 何もない " とは思えない。
殺人ではなくとも、何かしらはあるはずだ。
なんてったって、
彼とその話をした2人ともが
そう感じてるんだから。
.
「おはよ〜」
楽屋に着いて、この時間なら誰かいるだろうと思い挨拶をした。
けれど、聞こえるのはテレビの音だけで。
誰もいないのかと思って靴を脱ぎ奥へ進むと、
ソファの上で、頭を抱えてうずくまる松潤。
「ちょっ…、松潤っ？」
珍しい光景に焦って、少しつまずきながら駆け寄った。
でも、近くで声をかけても応答がない。
「松潤？わかる？俺だよ、リーダーだよ」
どうしたらいいかわからず、とりあえず塞ぎ込んでしまっている彼を呼び戻そうと声をかけていた。
するとそこに、にのと翔ちゃんと相葉ちゃんが揃ってやってきて。
翔「え、松潤？」
「いくら声掛けても返事しなくて…」
雅紀「急に？」
「俺がさっき来た時にはもうこの状態だった」
和也「どうしたんだろう…」
本人から返事がないから、
痛い理由も、どうしたら治るかもわからない。
すると、にのが口を開いた。
和也「もしかして…テレビじゃない？」
「テレビ？」
松潤のことで頭がいっぱいで気が付かなかったけれど、テレビでは彼の報道についてのコーナーがやっていた。
好き勝手に言う、コメンテーター。
雅紀「…消そう」
理由がわかった俺らは、
彼のことがいたたまれなくて
すぐにテレビを消した。
和也「潤くんテレビ消したよ、もう大丈夫だから…」
哀しみを含んだ目で彼を見たにのは、
そっと彼を抱きしめた。
すると、微かに震えていた彼の体が
少しずつ、落ち着いてきた。
翔「松潤…？」
翔ちゃんが声をかけると、
頭を抱えていた手をそっとおろして
恐る恐る、顔を上げた。
潤「……にの…？」
和也「…大丈夫？」
潤「…ん、」
彼の痛みが治まったのはいいけれど
問題は、その理由。
こんなになるなんて────────
潤「…誤魔化してて、ごめん」
彼は、諦めたように
言葉を落としていく。
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つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - 雅宗 潤美さん» ありがとうございます(；＿；)頑張ります！ (2018年1月28日 2時) (
レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - 続きが気になります！次の更新を楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年1月28日 2時) (レス) id: 06b5a4e25a (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - ボーロさん» ありがとう(；＿；) (2018年1月8日 20時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
ボーロ - まさにお兄ちゃん感出て最高だった！！これからもファンとして期待してます！！ (2018年1月8日 19時) (レス) id: f9aebeac08 (このIDを非表示/違反報告)
つ む ぐ ∴亀更新∴(プロフ) - ボーロさん» 全然大丈夫よ！ 相葉くんがキーやな〜(笑) 翔くんの潤くんへのお兄ちゃん感出したかったねん(笑) (2018年1月5日 12時) (レス) id: cfd42291d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つ む ぐ
| 作成日時：2017年8月4日 17時
