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数日経ったある日の授業。
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『はいチャイム鳴ったよー、座ってー』
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明日から一週間、毎日小テストをするようにした。
玉森くんもいる、先輩が担任してる
このクラスの子たち、なぜかやっぱり生物ができない
『明日から一週間、毎日小テストするから...
「「「えーーー!!!!」」」
『って最後まで言わせてよっ!!笑』
「テストめんどい、俺部活あるし」
「ほかの教科でいっぱいいっぱいなんすけど」
「せんせーせめて2日に1回がいい」
『あなた達、もうすぐ期末なのに
よくそんなまったりと...
「めんどっちー」
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・・・・
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・・・あー、どうして私は教師になったのだろう。
この子たちに強く反抗することもできないなんて、
教師失格でしょ
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「いーじゃん、やろうよ」
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...そう口にしたのは玉森くんだった。
いつも嫌がる方にいるのに、今日はやけに賢い
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『そ、そうだよ。とにかくやるからね。
よし、授業始めますよ』
そうやって半ば強引の授業を進めた。
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「さくちゃーん」
『どしたの?あ、さっきはありがとね』
授業終わり、職員室へ戻ろうとしたら
玉森君が後ろから走ってきた。
「俺男前だったでしょ?
俺だってほんとはしたくなかったんだからね?」
『ふふ、珍しいなぁって思ったよ。
でも助かった。私ほんと生徒に反こ、、、』
「ん?」
『...ううんっ、なんでもない!
もう次北山先生の授業でしょ?怒られるよ笑』
つい玉森くんが可愛くみえて
本音をポロッと言うところだった。
ダメよ、生徒に言ったら。
「えーめんどいー、
さくちゃんの授業の方が何十倍も楽し
「何がめんどいって?」
「あ、やっべ」
って言って教室戻って行った玉森くん。
それと同時にこちらに向かってきた先輩。
「あいつ何言ってたの?俺への不満?」
『さぁ〜』
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作者名:yuzu | 作成日時:2017年6月10日 0時