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『・・・・頭痛っ』
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目が覚めたときにはもう朝で、
立ち上がろうとちょっと動いたら背中に感じた重みと、
ふわっとした香り。
、、、先輩の匂いだ、、
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先輩、家まで送ってくれたの?
このパーカー、たしか昨日先輩が着てたよね
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あぁ、いい香…
って変態か私、教師でしょばか
こんなところ生徒にもし見られてたら、、
家だから有り得ないけどもし見られてたら、、、
あぁあああああ!!!!!
恥ずかしすぎる!!!!!!!
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『・・すみませんでした』
「確かに飲めとは言ったけど程度ってのがあんだよ」
職場に出勤して早々、
先輩にろうかの角のスペースに連れてかれて
なぜか私がお説教中。
、、、なんで私がここまで怒られなきゃなんない…
「私は悪くないみたいな顔すんな」
『すみませんでしたぁー!
話変わってこれ先輩のですよね?』
そう言って持ってた黒のパーカーを先輩の前に出した
「おい話変えんな、って、
あー、そういや忘れてったんだっけ、悪りぃ」
『私の背中にかけてくれてたでしょ?
おかげで風邪ひかずにすみました!
ありがとうございました』
「別にー」
こうやって強がって、
俺は別になんも、って知らんぷりするとこも先輩らしい
ほんとは照れてるの知ってるんですからね?
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『ふふ』
「あんだよ」
『別にー』
「誰の真似してんだ小娘っ」
冗談半分なことでからかいあってると
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「さーくちゃんみっけ」
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『わ、びっくりしたっ。
た、玉森くんおはよう』
「なんだ、ミツもいたの?
教師同士がイチャイチャしてたら駄目だよ」
『イ、イチャイチャなんかしてないからっ!!!
玉森くんホームルーム遅れ
「なんもしてねーから早く教室行け」
そう言われると先輩をニラんでから
一瞬切なそうな顔してこっちを見た。
「あーいうのがムカつく」
『え?』
「なんもねーよ、忘れろ」
・・・・意味がわかりません。
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作者名:yuzu | 作成日時:2017年6月10日 0時