命にかえても2【東京リベンジャーズ】【男主】

決戦前日3 ページ48

『習い始めてすぐにオレは喧嘩が強くなっていった。万次郎には勝てなかったけど圭介には何度も勝った。それから何年かして、兄貴が車と接触事故して死んだ。たった1人の血の繋がった兄貴が死んでオレは立ち直れなかった。でも、そんな俺に真一郎君は｢オレがお前の兄貴になる｣って言ってくれてさ、すごく嬉しかった。それから真一郎君がバイク屋始めてそこにオレは通いだした。八戒とは変わらず遊んでた。それにオレはだんだん2人のことを守れるようになっていた。そして、ある日真一郎君のバイク屋に行くと俺より年上くらいの男の子がいた。それが大寿君の側近の顔にアザがあった方のイヌピー君だった。イヌピー君と仲良くなってその繋がりでココ君とも仲良くなった。2人はオレの兄貴みたいな存在だった。でも、イヌピー君の姉の赤音さんが亡くなってココ君は変わった。イヌピー君も。それからあまり2人とは合わなくなった。』

タ｢･･･、｣

千｢そうだったんスね。｣

『これが今までの俺の秘密。長々と聞いてくれてありがとな。オレは今までのこの経験があったからこそ仲間を、ダチを守りたいって思ってんだ。だから明日、大寿君を黒龍を潰して八戒を、柚葉を守る。オマエらがいれば頼もしいわ！』

タ｢そんなことないですよ、｣

千｢A君、頑張りましょうね！｣

『おう、それと明日について一つだけ忠告しとく。とくに千冬。オマエは明日オレとタケミっちと別行動だ。アイツらのことをオレはまだ信用していない。何が起こるかわからない。気をつけろよ。』

千｢わかりました。｣

タ｢明日、頑張りましょう！｣

『そうだな！よし、もう時間も遅いし送ってくわ。タケミっち次は俺の後ろ乗れよ。』

タ｢いいんすか！ありがとうございます！｣

『よし帰るぞー。』

オレたちはその後千冬、タケミっちを送り届け家まで帰った。

オレは家に帰って仏壇の前で手を合わせた。

『(兄貴、真一郎君。どうか明日オレたちのことを見守っていてください。お願いします。)』

オレは明日何も起きないことを祈りながら眠りについた。

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