【d!】世界で1番お姫様【zm】【男主】 (ページ4)

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朝、目が覚めるとゾムからLINEが一件

【体調が悪いからしばらく休む】と

幸い今日は金曜日だし
土日挟んで回復するだろうとふんでいた。

それでもやはり寂しいもんで
何か届けに行こうかと考えていると肩を叩かれた。

sho「なぁ、カラオケ行こーや！」

そこには少年の様に目を輝かせたシャオロンが。
後ろにいるトントンも歌う気満々だったから
一言【お大事に】と返信してカラオケに向かった。

まぁ、付き合っているわけじゃないしな。

sho「A〜〜！盛り上がってるかぁあ？！」

既に出来上がっているシャオロンに
マラカスを振って答える。

『今日のシャオロンすごい楽しんでていいね。
そんなに歌いたかったのか〜』

曲を選んでいるトントンにそう告げると.
彼は目を丸くした後フッと笑った。

tn「何でやろな…笑」

含みがある微笑みに首を傾げていると
「Aも歌おうぜ〜〜！！」と、
ノリノリのシャオロンにマイクを手渡されてデュエットした。

わぁわぁと楽しんでいたらあっという間に
夜も深けてそろそろラストの曲にしようかと
話していると携帯の通知音に気がついた。

手に取ると大量のメッセージが

【A〜、しんどい】

【熱出てきたわ】

【なぁなぁA】

【無視せんといて】

【仕事終わったやんな】

【誰とおるん？】

【A、会いに来て】

『ごめん、ちょっと用事出来た。

お金ここに置いとくね。

俺の分も最後歌ってくれぇ』

tn「また姫から招集かかったんか？」

『そんなところ。
楽しかった！また誘って〜』

tn「気ぃつけや」

一刻も早く、ゾムの元へ向かわなければ。

no side

シャオロンは閉じた戸を見つめたまま
一言も発さなかった。

tn「またな〜くらい言えや。」

sho「だって、トントン！」

キッと振り返ったシャオロンに
トントンは呆れながらも聞く体勢に入った。

sho「俺と居る時くらい、俺の事考えてや…

俺だって、、Aの事好きなのに」

激しい感情と酒の力も相まって
涙を浮かべるシャオロンを尻目に
トントンは腕を組み、渋い表情を見せた。

tn「今日はいけると思ったんやけどなぁ」

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新作▶︎【d!】どろどろに溶かしたい。【rbr】【男主】