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崩れていく鬼の体
私がぼーっと突っ立っていると
炭治郎はそっと鬼の体により、手を取った
「神様、どうかこの人が今度産まれてくる時は、鬼になんてなりませんように」
その言葉を聞いて私の心に衝撃が走った
鬼に同情·····？
そんなことできるはずない
鬼はたくさんの人を傷つけて·····
無意識に私の目から溢れる涙
炭治郎の優しい色と、自分への嫌悪感のせいだ
思わず炭治郎に背を向けて走り出す
「A！？」
後ろから声がしたが気にしない
私はもつれる手足でただただどこかへと走り抜けた
私は自分の憎しみばかりで行動し、鬼に同情なんてしたことも無かった
そしてそれは、直せそうにない
炭治郎のように、私は優しくはなれない
どすん、と誰かにぶつかった
『あ、ごめんなさ·····』
「えっ、いや大丈夫だけど·····」
頭を下げていたせいで思い切り胸板にぶつかってしまった
硬い·····痛い·····
鼻を抑えながら顔を上げると、不安げで真っ青な顔が目に入る
髪が黄色だなんて、珍しい人もいるんだな·····
·····たんぽぽみたい
じぃーっとその顔と髪を見ていると、あわあわと男の子は目を逸らした
「何この子、可愛いんだけど」
『え？ちょっと何言ってるか···』
というか、いつまでこの体制でいるつもりだ私
そそくさと体から手を離すと、なにか残念そうな色が視えたが気にしない
しばらく沈黙
そして
「あれ？まって？かわいい女の子がぶつかってきて逆に冷静になってたけど俺って鬼に襲われてる途中じゃね？」
『え？』
どすん！！！
地響きとともに巨体の鬼がゆっくり、ゆっくりとこちらへ歩いてくる
「ｲｨｲﾔｱｱﾞｱﾞ！！」
そして耳鳴りがするほどの汚い高音が聞こえ私は思わず耳を塞ぐ
あの人うるせぇ！！
「なんなの！？なんでなの！？最終選別が始まった途端に鬼に遭遇するとかおかしいじゃない！？は！？しかも無駄に太いし！？」
でも色から察するに、喰った人数は2人ほど·····
結構焦ってたんだけど私の後ろに隠れて寝っ転がり
まな板の上の鯛のような動きをしながら叫ぶたんぽぽさんを見ていたら落ち着いてきた。
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結葉(プロフ) - ねむるさん» コメントありがとうございます！髪飾りの設定は私も気に入っているので使っていきたいなぁとおもってます〜！情報ありがとうございます！すごく助かります！！！ (2019年8月24日 16時) (
レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - 禰豆子とお揃いの髪飾りつけてるって設定めちゃくちゃエモいです......余談ですが助けてくれた男の人()多分13歳に最終選別受けて鬼殺隊に入ったと思います！ (2019年8月24日 15時) (レス) id: f070b83cbf (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» ありがとうございます！すごくうれしいです！がんばります！ (2019年8月24日 14時) (レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話読ませていただきました！とっても素敵で、読みやすいです！これからも体調に気をつけて更新頑張ってください！応援しています！ (2019年8月24日 13時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - ユキさん» いつも来てくれてありがとう！鬼滅は設定が楽しいぶん細かいから設定ミス多くて死にそうだよ(((( とりあえずがんばる！ (2019年8月24日 10時) (レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結葉 | 作成日時：2019年8月24日 3時
