【鬼滅の刃】彩フ刃二願ヒヲ

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あれから結構たって、かなりの人数になった。

私のいる位置からは入口が見えないけれど、もう全員が入ってきたのだろう




しばらく当たりを見回していると、階段と真逆、奥の方に小さな子供が2人立っていた。



1人は黒い髪で、もう1人は白い髪

着物や髪飾りは所々違いはあるものの、左右対称になっている。



いつの間にあんな所に·····

人形のような容姿だ。

不思議な色をしている



「「皆様、今宵は最終選別にお集まりくださってありがとうございます。」」




2人の子供は、静かに口を開いた。

少しざわついていたあたりはしんとし、2人の声に耳を傾ける




「この藤襲山には、鬼殺の剣士様方が生け捕りにした鬼共が閉じ込めてあり、出ることができません」

「山の麓から中腹にかけて、鬼共の嫌う藤の花が、一年中狂い咲いているからでございます。」





2人の子供は交互に説明していく

藤の花·····。

先生の言った通り鬼の弱点なのか·····





「しかしここから先には藤の花は咲いておりませんから鬼共がいます。この中で7日間生き抜く。」

「それが最終選別の合格条件でございます。ではいってらっしゃいませ。」




説明は軽く、あっという間に終わった

そういえば、猪頭さん大丈夫かな



周りに続くようにだらだらと歩いていると

突然ガシッと誰かに肩を掴まれた

それと同時に








後ろから

懐かしい色が視えた





「あのっ！」

『！！』






聞き覚えのある声に、反射的に後ろを見る

暖かくて優しい橙色____

私が、大好きな色·····




『炭治·····郎·····？』

「やっぱりA！！！！！！」

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