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勝った、やっと勝てた·····
ふらりと力が抜け、首のない人形の横に私はばたりと倒れ込んだ。
あっという間のように思えた戦いだが、空を見上げると真っ暗だった。
夜が明けないうちから始めたのに·····
1日もかかっていたということか。
戦いの最中は自信満々に「修行してきたんだから大丈夫」などと言っていたが
この結果を見る限りまだまだだ。
でも大丈夫
まだ私にはあと2年ある。
じっくりと、修行していこう·····。
そう決意すると共に私の意識は途切れた。
__________
『っ·····』
目が覚めると·····暖かい、布団だ。
「目が覚めたか·····」
横には右色先生が居た。
起き上がろうと体を動かすと全身に痛みが走る。
『うっ·····』
「連続して呼吸を使ったから筋肉が悲鳴をあげているな·····。今日はこのまま休め。また明日から修行だ。」
『はい、先生·····』
私がそう言うと先生はぽんと私の頭に手を乗せた
「がんばったな。お前はもう立派な剣士だ。あと2年、これからも頑張ろう。」
『はい!!!』
_________夜
「A。」
『はい、なんですか?』
だいぶ筋肉の痛みも消え、起き上がり夕食を取っていると先生が声をかけてきた
「お前、たしか昔住んでいた家の近くの炭売りの子供と仲が良かったよな?」
『え、あ、はい。』
炭治郎達のことだろうか
「長男の名はなんといったか··?」
『竈門炭治郎です。』
「そうか·····やはり·····」
考え込む先生。
『なにかあったんですか?』
「いや、少し文通をしている友人からその名を聞いてな」
『先生の知り合いに炭治郎の知っている方が?』
「あぁ。そうらしい」
私は久しぶりに口に出したその名に、思わず胸が高鳴る
『炭治郎は元気にしていると?』
「·····あぁ」
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結葉(プロフ) - ねむるさん» コメントありがとうございます!髪飾りの設定は私も気に入っているので使っていきたいなぁとおもってます〜!情報ありがとうございます!すごく助かります!!! (2019年8月24日 16時) (レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - 禰豆子とお揃いの髪飾りつけてるって設定めちゃくちゃエモいです......余談ですが助けてくれた男の人()多分13歳に最終選別受けて鬼殺隊に入ったと思います! (2019年8月24日 15時) (レス) id: f070b83cbf (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» ありがとうございます!すごくうれしいです!がんばります! (2019年8月24日 14時) (レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話読ませていただきました!とっても素敵で、読みやすいです!これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!応援しています! (2019年8月24日 13時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
結葉(プロフ) - ユキさん» いつも来てくれてありがとう!鬼滅は設定が楽しいぶん細かいから設定ミス多くて死にそうだよ(((( とりあえずがんばる! (2019年8月24日 10時) (レス) id: 7cf9ebc6d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:結葉 | 作成日時:2019年8月24日 3時