検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:9,044 hit

第2話♢ほんの少しの照れ隠し ページ3

仗助と康一はそんな話をしていると、すぐに学校へ到着した。





康一はクラスメイトに呼ばれて教室へ向かい、


仗助は億泰の様子を見に、中庭の花壇へ走っていった。





ものの数秒で花壇に着くと、雑草が生えまくっていて、花なんて咲いていない、

花壇と呼ぶには相応しくないそれが目に入った。









仗助が億泰の名前を呼びながら花壇の周りを歩くと、真ん中からバッと、

勢いをつけて億泰が飛び出してきた。








仗助「億泰!」


億泰「おお〜、仗助じゃあねぇか。どうした?」



仗助はいきなり出てきた億泰に驚いていると、億泰はそんなことお構い無しに仗助に抱き着く。






仗助が溜息をついていると、億泰は立ち上がって、花壇から出てきた。











仗助「億泰ゥ、お前泥が着いてるぜ?拭けよ、ばっちいぜぇ。」



億泰「えぇ?そぉ?」




億泰は仗助に言われた通り頬や制服についている泥を叩くと、ふぅ…と一息ついて仗助に

どうしてここに来たのか尋ねた。









仗助「いや、テメェがちゃんとやってるか気になってよ。」


億泰「なんだよそれぇ、失礼な奴だなァ…。」



仗助は「ちゃんとやってるならいい」とそれだけ言うと、教室へ向かおうとした、


だが





それは億泰によって阻止された。








ガオンッ


億泰がザ・バンドを使い、仗助を自分の方へと戻したからだ。











仗助「っぶねぇな?!なんだよォ!そう、スタンドを使うんじゃあねぇ!

誰かに見られたらどうすんだ!!」







億泰「それよりよォ」


仗助「それよりって…。」




仗助がそうやって億泰を叱るが、億泰は仗助の言葉を無視し、話し始める。


そんな億泰に仗助は肩を重くするが、話を聞いてやることにした。













億泰「お前さぁ、俺を見に来たとか言ってたけどよ?本当は、



"王子様"を見に来たんじゃあねぇの?」





仗助「は??」




予想外の億泰の言葉に、仗助は思わず間抜けな声を上げる。


そんな仗助に億泰はやっぱりなァ〜と、1人で納得をしてしまった。












仗助「お、オイオイオイオイオイ。なんでそうなんだよ?"王子様"って…男だろぉ?

なんで俺が男を見に来なきゃなんねぇんだよ。」



仗助は「美人ならともかく」と小さくつけたし、少し頬を赤く染める。





億泰は仗助の言葉に違うの?!と、驚きを隠せない様子でいた。

第3話♢仕事放置→←第1話♢王子様について



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

TENSI(プロフ) - TENSIです。応援、ありがとうございます!励みに頑張っていきますので、よろしくお願いします! (2022年5月15日 21時) (レス) id: 7e7c0fa434 (このIDを非表示/違反報告)
タナカ - 面白いです!続きも楽しみにしています〜! (2022年5月15日 11時) (レス) @page9 id: 8c3ccd189e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:TENSI | 作成日時:2022年5月13日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。