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Aside







私の言葉にルーク先輩は目を丸くして、覚束無い声で言う。





「君…もし襲われても、平気だと言うのかい?」

『えぇ。』

先輩はそれ以上は何も言わず、ただ私を見つめる。






『私、勝つ自信しかありません。

あの先輩方は、どうせ…自分よりも下の者を侍らせて、ふんぞり返っているだけなんでしょ?

なら、私は必ず勝つ。百パーセント、です。』


私の自信しかない言葉が、声が、職員室内に響く。






(ランク)4(ダレス)だからって何です?先輩だからって何です?

先に喧嘩を仕掛けてきたのはあちらです。

なら、私も…それ相応の対応(・・・・・・・)をさせて頂くまでです。


今朝と、同じ様に。』



「……………」

先輩は黙って私の話を聞くと、面白そうに微笑む。







「ふふっ、流石はカルエゴ先生の実妹様だ。素晴らしい自信と自尊心。

…だけれど、もし彼奴らが来たら、先生に伝えるんだ。いいね?」


『……………』


本当なら、嫌だと、一喝してやりたい。

ルーク先輩は、こうやって先輩面しているが、元々は私に奇襲を仕掛けた一人。



だけど、そう言う事は出来無かった。







『…分かりました。先輩の言う通り、もし彼等が来たら、先生方に連絡を入れましょう。

それで良いですか?』


私が言った内容に、納得したように頷くと、先輩はもう一度だけ謝罪を口にして、

職員室を出て行った。




…よし、私も終了。

なら、早く家へ帰ろう…って、その前に病院。






そんな風に、心の中で一芝居をしていると、腕を掴まれた。










『…………?』

「ふふっ」


それは、あの茶髪の先生で、私の腕をガシッと掴んで動けない様にしていた。





『…あの、先生?』

「もしかして、このまま帰るなんて、言わないよね?」


心が読まれていた…!!

茶髪教師から離れようとするが、全くもって離れる事が出来ず、逆に距離は縮まる。







「君は、もうちょーーーっと、お話♡」

『え、あ…えと…』




────その後、私はその場に居た先生達に取り押さえられ、

職員室の中心にあった椅子に座らせられると、何故だか先生方に囲まれたのである。



以上、これまでの経緯。






────冒頭に、戻る。

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ベル - とても面白いです!カルエゴ先生の妹キャラ好きなので嬉しいです!!オチとかは無くカルエゴ先生と仲良くみたいな、、(語彙力無、、)そんな感じが自分はいいと思います。! (2023年1月6日 18時) (レス) @page27 id: 6b74fe665f (このIDを非表示/違反報告)
TENSI(プロフ) - →もやしさん。ご観覧、有難う御座います!更新が不定期で申し訳ないです…これからも私のペースで頑張っていきますので、よろしくお願い致します!もう冬ですし、寒いので体調にはお気を付けて下さいね。 (2022年12月25日 1時) (レス) id: 7e7c0fa434 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - TENSIさん» 分かりました。これからも更新、頑張ってください。そして、こちらこそ宜しくお願いします。良ければ私が書いた作品読んでみてください。 (2022年12月15日 22時) (レス) id: 3155b38ccb (このIDを非表示/違反報告)
もやし - 続き待ってます!! (2022年12月15日 19時) (レス) @page24 id: 2aa5ee0a9a (このIDを非表示/違反報告)
TENSI(プロフ) - →遊星さん、ご観覧、ありがとうございます!アスモデウスですね!これからのストーリーの参考にさせていただきます。これからも、よろしくお願いします。 (2022年12月7日 14時) (レス) id: 7e7c0fa434 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:TENSI | 作成日時:2022年11月7日 23時

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