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うーん……そっか
前世だったら独り身だったからどこに行くのも自由だったんだけど、今はお母さんがいるからなぁ……
私が机の上でキュッと拳を握りしめると、空が自分の手を私の手に添えて微笑む
空「大丈夫。エリカが旅に出れるようになるまで、待ってるから」
『!』
空が目を細めて優しく笑ってくれた
私は驚きと嬉しさでつい泣き出しそうになってしまう
けれどキュッと涙が出るのを堪え、私も空に笑って『ありがとう』と言った
そしてアンバーと共にリラックスした食事タイムを楽しんだ……
パイモンは運ばれてきたニンジンとお肉のハニーソテーを食べると頬に手を添えてとろけそうだった
パ「うーん———美味しい!さすがアンバーがおすすめするだけあって、
期待通りだな」
ア「当然だよ、料理の腕にはあまり自信ないけど、舌に自信はあるからね!」
アンバーは胸に手を当てて自慢げに言った
そんなアンバーに私と空はクスリと笑ってしまう
するとアンバーはハッとして少し焦ったような表情になった
ア「あ、そうだ、伝え忘れるとこだった……ジンさんが大聖堂で待ってる
って、天空のライアーのことみたい……早く行った方がいいかも」
『!』
空「わかった、ありがとう」
空は口を軽く拭いて席を立った
私はつい反射的に空の服を掴んだ
空「エリカ?」
『あっ……えっと……何でもない……気をつけてね……』
空「?、うん」
私が変な態度を取ると、空は不思議に思いつつそのままパイモンと共に
ライアーを持って大聖堂へ向かった
私の心の中には葛藤と迷いが渦巻いていた
ウェンティの神の心……
淑女の奪取を防ぐべきか、それともここはストーリーに沿って見送るべきか……
でも、どうせウェンティは空に璃月についてを教えるよね
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ゆっきーぷ(プロフ) - 夜空ゆーたおさん» ありがとうございます!ゆっくり更新頑張っていきたいと思います (8月7日 7時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
夜空ゆーたお(プロフ) - 続き楽しみです! (8月7日 3時) (レス) @page10 id: 9a1d60d013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年7月30日 12時