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「なんということじゃ……これは……
  これは女神の祝福じゃ……!」



















そう言うと周りの人は私を見て大歓声をあげる

私が戸惑っていれば、空とパイモンが拍手をしながらこちらに向かってきた



















パ「エリカ!おめでとう!」

『ええと……』

空「パイモン、エリカもまだわかってないみたいだからそんなに言ったら
  余計混乱しちゃうよ」

『あは、あはは……あ、ありがとう……』



















私は口角をひくつかせて無理矢理笑顔を作る

だって洗礼式を初めて知った上に、まさか女神の声が直接聞こえてくるなんて思わないもん……!

でも……なんだか悲しそうな声をした神様だったなぁ

ずっと涙を我慢してるみたいな声してた……大丈夫かな







私があまりパッとしない顔をしていれば、空とパイモンは顔を合わせてキョトンと首を傾げていた

私はその気まずい空気を察して、すぐに喜ぶ素振りを見せる



















『でっ、でも……!祝福の子になれてとっても嬉しい!
  神様に認められたってことだもんね』

パ「そうだな!」

空「本当におめでとう」



















パイモンと空はもう一度祝福してくれる

私は先ほどの女神の声に違和感を覚えつつも、みんなからの祝福を喜ぶ

そして司祭のおじいさんは腰を抜かしていた

私がおじいさんに手を差し伸べれば、司祭のおじいさんはずっとぷるぷると震えている



















「き、君はただの祝福の子じゃない……君は……君は……」

『?』



















キョトンと首を傾げ、司祭のおじさんがその先を言おうとした時、雲行きが一気に怪しくなった

分厚い雲が空を覆い、その中から青くて神秘的な龍が出てきた

その龍は上空からモンドの街を見下ろす









え……?なんで今日……?

空が風の翼をもらった時のはずなのに……!!









そんなことを思っていれば、その龍は雄叫びを上げた

風神像の前に集まっていた人々は一気に大パニックに陥る

風魔龍が突然モンドを襲ったことに恐怖と混乱の波が押し寄せているのだろう



















『みんな……!落ち着いて……!!』



















私はこの混乱を落ち着けようとみんなに呼びかけるが、みんなは死にたくないの一心でその足を止めることはなかった

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ゆっきーぷ(プロフ) - エリカさん» ありがとうございます!名前が一緒って運命ですね!これからも更新頑張ります!イラストもちょくちょく載せようかな〜って感じですのでお楽しみに! (7月24日 18時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - わあ、なんと夢主ちゃんと本名が一緒でした。運命ですね!すごくすごくすごーく面白いです! (7月24日 10時) (レス) id: 337fe8531e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ(プロフ) - ドコカノトカゲさん» ありがとうございます!頑張ります! (7月17日 13時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
ドコカノトカゲ - めっちゃ面白いです・・・!!続きの更新待ってます! (7月17日 13時) (レス) @page25 id: 30c9837ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ(プロフ) - ななしさん» 嬉しすぎて昇天しそうです!これからもっと面白くなっていくように頑張りたいと思います!その分オリジナルが増えると思いますがよろしくお願いします (7月17日 9時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年7月14日 1時

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