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夕方にも関わらず、相変わらず活気のある雰囲気だ

モンドの人々はいつも明るい

しかし最近のモンド人の笑顔には疲れや不安が見え隠れしている

みんなどこかぎこちない笑顔を浮かべている



















ア「あらためて紹介させてもらうわ。風と蒲公英(たんぽぽ)の牧歌の城、自由の
  都———西風(セピュロス)騎士団に守られてやってきた
  旅人さん、モンドへようこそ!」

パ「やっと野宿しないで済むな」



















今までの野宿生活が大変だったのか、パイモンはもう疲れ切ったようなか細い声でそう言った

けれど空くんは慣れているようで、疲れを見せずにずっとニコニコと微笑んでいる



















パ「でも、城内のみんなは……あまり元気じゃなさそうだ」



















アンバーはパイモンの鋭い指摘に苦い顔をする

目を逸らして頬を人差し指でかきながら説明をする



















ア「最近、みんな風魔龍の件で頭を悩ませてるからね。
  でも、ジンさんがいれば、きっと全てうまく行く!」



















アンバーが無理に笑顔を作ってそう言えば、パイモンと空は首をキョトンと傾げて「ジンさん?」と尋ねれば、アンバーは随分慕っているのだろう、嬉しそうにパッと顔を明るくして話を始めた



















ア「西風(セピュロス)騎士団の代理団長———ジン、モンドの守護者だよ。
  ジンさんが一緒なら、風魔龍レベルの災害でも、きっと打ち勝てる
  はず」



空「(風神のことを知ってるといいな)」



















アンバーはジンに期待という重荷を乗せ、空はジンに願いを託した

そんなことが国単位でジンに向かうからジンは過労で倒れてしまうのだろう

アンバーはサプライズを企画してワクワクしている子供のようにニコッと笑ったが、三人の後ろの夕陽を見てその笑顔はシュッと消えた



















ア「渡したいものがあったんだけど……今日はもう日が暮れちゃうから
  また明日ね!」

パ「え……あ、お、おう…!」



















アンバーは目にも止まらぬ速さでその場から走って行った

パイモンはそんなアンバーに驚きつつも、走る後ろ姿に大きく手を振る

そして二人は困ったような顔をして顔を見合わせていた

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ゆっきーぷ(プロフ) - エリカさん» ありがとうございます!名前が一緒って運命ですね!これからも更新頑張ります!イラストもちょくちょく載せようかな〜って感じですのでお楽しみに! (7月24日 18時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - わあ、なんと夢主ちゃんと本名が一緒でした。運命ですね!すごくすごくすごーく面白いです! (7月24日 10時) (レス) id: 337fe8531e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ(プロフ) - ドコカノトカゲさん» ありがとうございます!頑張ります! (7月17日 13時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)
ドコカノトカゲ - めっちゃ面白いです・・・!!続きの更新待ってます! (7月17日 13時) (レス) @page25 id: 30c9837ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきーぷ(プロフ) - ななしさん» 嬉しすぎて昇天しそうです!これからもっと面白くなっていくように頑張りたいと思います!その分オリジナルが増えると思いますがよろしくお願いします (7月17日 9時) (レス) id: 1b467a5c26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年7月14日 1時

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