59話 ページ11
空がレザーとアビスの使徒の間に入り、自身の剣で攻撃を受け流した
けれどその反動で二人とも吹き飛ぶ
深追いしてさらにアビスの使徒が攻撃をしようとしたところで、ナフラは右手に魔力を込め、真上から爆弾ほどの威力のある火の玉をすぐに生成し、右腕を大きく振り翳し勢いよく下に振り下ろす
『弾けろっ!!』
アビスの使徒は当然こちらに気付き、ナフラの相手をしてくれた
自身の自慢の水元素を使って火の玉を全て防いで見せた
けれどアビスの使徒は油断していた
真後ろから向かってくる一つの鋭い刃に———
そこからは攻防戦が続いた
途中体勢が崩れそうになったが、誰かがカバーに入る形になった
そしてしばらく攻撃を加えていると、アビスの使徒は氷のシールドを自身に纏わせた
それをチャンスだと思ったナフラは最後に一気に畳み掛ける
『凍れ———』
アビスの使徒に両手をかざすナフラの手のひらからは、冷たく鋭いまるで刺すかのような痛みを伴う冷気が発せられた
するとアビスの貼ったシールドはまるで何もなかったかのようにすぐに破壊された
(※弱点元素は氷だよ!皆も倒す時は氷元素キャラを入れてみてね!)
アビス「フン……儀式が中断されたか、運がよかったな。
残魂にも、これほどまでに堅い意志があったとは……しかしこの程度
のこと、なんの影響もない」
そう言ってアビスの使徒は自身の背後に謎の空間を展開させて、その中に吸い込まれるかのように消えて行った
それを見届けると、一同の肩の力が抜けた
ホッと安堵の空気が流れる
パイモン「また消えた……」
空「逃げ足だけは早い」
レザー「ありがとう、いいところに、来た。でも、そいつは?」
レザーはナフラを見た
するとパイモンは「ああ」と頷いてナフラをレザーに紹介した
パイモン「コイツはナフラ。オイラたちの友達だぞ!」
『よろしく』
レザー「俺、レザー。よろしく」
『うん』
感情の抑揚が少ない人たちが話しているからか、お互い人見知りみたいになってしまった
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年10月12日 0時