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13話 ページ14

ティナリ「今はちゃんと意識があるかもしれないけど、
  ここで君たちを放っておいたら、また突然
  どこかで意識不明になるかもしれない。
  それに、ここには多くの猛獣が潜んでるし、
  危険なエリアだってある。今回みたいな幸運が続くとは限らない。
  しばらくは、毎日時間通りに薬を飲んで。この匂いを嗅いで不快感を
  覚えなくなるまで、できるだけ単独行動しちゃだめだから。いいね?」

『そうですよ。倒れたら大変です、なのでここでしばらく療養してください』

ティナリ「ヒルマもまだ怪我人なんだから、なるべく大人しくしててよ」

『私はもうほとんど治りましたから大丈夫ですっ』



















ニコッと笑って見せれば、ティナリさんは呆れたように額に手を当てて大きなため息をついた

また『えへへ』と笑みをこぼしてみれば、ティナリさんは諦めたように部屋を出て行った



















パ「はぁ、なんてこった……スメールについたばっかりで、おまえがこんなことに
  なっちゃうなんて」

空「ごめんね」

パイモン「そんなに気にすることはないぞ」



















パイモンは空くんの背中にそっと手を添えて宥めるように、言い聞かせるようにそう言った

けれど空くんの表情は変わらず晴れず、少し焦っているようにすら感じられた

ここは二人にしておいた方がいいだろうと思い、静かに外へ出た

すると心配そうな顔をしているエルマが窓に張り付くようにして中を見ていて、正直とてもビックリした



















『エルマ……?何、してるんですか?』

エルマ「ヒルマっ!シーッ……私は彼らが心配なの。だって倒れたんでしょ?
  きっと今も不安だろうから、ちゃんと見守ってあげないと……!」

『見られていると変に緊張するかもしれませんよ?
  休ませてあげてください』

エルマ「そっかぁ……うん、わかった。じゃあ今日はヒルマと一緒にいようかな!」

『!……わかりました。では今日はスメールを観光しますか?』

エルマ「それいいね!」



















お姉ちゃんは嬉しそうに私の腕に抱きつく

驚いたけれど、それでも嬉しいの方が勝ったので驚きの気持ちも洗い流されたような気がした

この大きな森を歩くのは大変だったけれど、それよりも小人になったようで楽しさがあった

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年12月1日 18時

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