【HQ】鈍感少女番外編3 (ページ10)

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金田一バースデー 4 ページ10

サプライズは、花巻さんたちに任せた。

あとは、私と国見個人の誕生日プレゼントを決めるだけ。

私たち3人は、中学生の時から誕生日にプレゼントを渡している。

まあ、始めたのは2年生になってからなんだけどね。

私の誕生日がGWの真っ只中だから、ちょうどバレー部の合宿前で忙しいんだよね。

でも、2人はちゃんと覚えててくれて、プレゼントを渡してくれたんだ。

金田一の案だったらしいけど。

そこから、3人のうち誰かの誕生日が来る度に、プレゼントを渡すようになった。

というわけで、私は絶賛もう一度国見と話し合いをしているのである。

国見は……相変わらずめんどくさそうな顔しているけど、祝いたくないわけじゃないみたいだし、まあいっか。

「もういいんじゃない、らっきょうあげようぜ、らっきょう」

こんなことを言う始末だけど……。

確かに金田一の頭はらっきょうみたいだし、徹にらっきょうヘッドっていじられてたけど！

でも、本人があまり嬉しくなさそうだから誕生日にあげるのはね……。

ネタならまだしもガチだとちょっと可哀想かも。

ちなみに、金田一のプレゼントをらっきょうにしようは毎年国見が言ってるんだけどね。

全部私が却下してる。

金田一が好きな食べ物とかでもいいんだけど、焼きとうもろこしってこの時期まだどこにも売ってなさそう……。

8月とかに誕生日だったらあげられるんだけどなあ。