金田一バースデー 1 ページ7
「おかしいと思うんだ!」
「……へー」
私は、バン!と国見の机を思い切り叩いた。
本人は生返事だけど気にしない。
いつものことだし。
「バレー部のみんな、誕生日近すぎない?」
そう、それが言いたかった。
国見は聞きたがっていたわけじゃないけど。
私が単に言いたかっただけだけど。
私たちが入学してから、誕生日を祝う周期がおかしいのだ。
4月始めに渡さん、5月始めに私、そして下旬に金田一。
6月には、ハジメも誕生日を控えているし、その次の月は徹も誕生日だ。
レギュラーメンバーの約半数が、約4ヶ月でみんな誕生日を迎えるって怖くない?
毎月誰かの誕生日じゃん。
4月に渡さんの誕生日会ってことで、試合形式でちょっとしたお遊びみたいなことをした。
その後、私の誕生日には、私を入れて試合形式で出来るようにみんなが協力してくれた。
このノリで行くと、全員何かしらしないといけなくなるんだけど、既にネタ切れ。
だから、金田一の誕生日に何をするのか、国見と相談して決めようと思ったのだ。
金田一はMBだし、青城の中では背が高い方だから、ブロックが目立つような試合形式のやつを……って、多分これじゃキリがないよね。
試合形式にして、みんなでワイワイバレーをするのも良いけど、毎回これをやっていたら、みんなの練習時間が削られてしまう。
もうIH予選も近いし、流石にみんなには練習第一でいてもらわないと!
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sala-ri✰︎ - 面白かったです!!!!更新頑張ってください!!!楽しみにしてます(*^^*) (2022年6月20日 17時) (レス) @page3 id: 94069447b5 (このIDを非表示/違反報告)
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