94. 経験豊富とは ページ16
ドアが閉まった途端、声を上げて爆笑する花巻さんと松川さん。
え、そんなに面白かったかな?
国「若葉……助かった」
貴「私も、なんか知らないけど助かった」
国「何それ」
いや、もう頭真っ白なんだって。
無駄に緊張したから、考える力が停止してる。
及「凄かったよ、Aちゃん」
半分笑いながら言ってきた徹を、私は問答無用で軽く叩いた。
及「いった、何すんのさ!」
貴「なんで私に行かせたの、助けなよ主将!!」
及「俺!?」
貴「モテるんだから、女子の扱い慣れてるでしょ!経験豊富な人の方がいいじゃん!」
花「おい、若葉。今の言い方だと、いろいろ誤解がwww」
松「及川がw経験豊富とかwww」
岩「ブフォwwwゲホッゴホッ!」
松川さんの言い方にウケたのか、ハジメがご飯を食べたまま吹き出した。
花「ちょ、岩泉www」
及「岩ちゃん、汚い!!」
岩「ゲホッ、なんだと及川ボケ!」
及「なんで俺だけ!?」
o○☆○o.*しばらくお待ちください*.o○☆○o
貴「徹も十分悪いですけど、皆さんも悪いですからね!?」
モザイクかけられた徹(無事なのでご安心ください)はさておき、他の部員に文句を言う私。
花「若葉、すまないと思ってる。今日帰りにシュークリーム奢るから、俺は許して欲しい」
貴「マジですか、花巻さん!」
岩「A、物に釣られてんぞ」
あ、危ない危ない……。
貴「花巻さん酷いです」
花「なんでそうなるの!?」
松「分かった分かった。俺たちが悪かったよ。それで、若葉に何すればチャラになるんだ?」
何する……か。
奢ってもらっても、そんなにたくさん食べないしな……。
貴「明日の烏野との練習試合、何がなんでも絶対勝ってください!!」
これが多分、私が今1番見たい皆の姿。
アイツを倒して、青葉城西の方が強いってことを証明してやりたかった。
及「もちろん、そのつもりだよ」
岩「やるなら、全力でやるだけだ」
花「やってやるよ!」
松「当然!」
矢「ベンチで驚かせてやるからな」
渡「絶対負けない!」
金「アイツは絶対倒す!」
国「俺も頑張る」
それだけ聞ければ、私は十分だった。
そう言ってくれた皆は頼もしくて、とてもカッコよかった。
970人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
HQは神 - うん、ぶりっ子口調が予想をはるかに超えた (2019年12月1日 17時) (レス) id: eb4bf42b53 (このIDを非表示/違反報告)
無気力は神 - いやぁ、結構ぶりっ子ちゃん最後あっさりしてて、びっくりしました。こういったパターンを見たのは初めてだってのでとても新鮮で面白かったです。 (2019年8月21日 17時) (レス) id: b29db10981 (このIDを非表示/違反報告)
MIYABI(プロフ) - おしるこぉ(最終形態)さん» ホントそうですよねΣb( `・ω・´)グッ (2018年12月7日 16時) (レス) id: 116a26fb7b (このIDを非表示/違反報告)
おしるこぉ(最終形態) - イケメンってすごいですね(真顔) (2018年12月7日 16時) (レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
最近腹筋が筋肉痛の私 - ぶりっ子口調お疲れ様でした!このシリーズで私の腹筋が割れることを祈ります! (2018年10月26日 21時) (レス) id: c87389d9c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くれは* | 作成日時:2018年9月21日 17時