1062. 全然気づかなかった ページ23
金「俺が言いたいのはそういうことじゃない。若葉に手紙を送ったり、部活に入ろうと思ったきっかけを聞きたい」
蓮「ああ、そういうことか……」
ようやく俺の意図を察したらしい。
蓮耶匁は、スっと眼力を弱めた。
本当に何するか分からなくてヒヤヒヤする。
蓮「バレー部に入る機会なら、ずっと伺っていたよ。ただ、生憎強豪をはるバレー部に選手として入るのは、運動が出来ない僕じゃ無理だからね。なんとかマネージャーとして入れないか、情報は集めていたよ」
それじゃあ、少なくとも5月から蓮耶匁はバレー部に入ろうとしていたのか。
その頃、教室ではまったくそんな素振りを見せなかったから、少し怖くなる。
蓮「機会が訪れたのは、そうだな……9月頃だったかな。僕、何度かバレー部の体育館からAさんを見てたんだ。誰にも気づかれなかったけどさ」
……は？そんなことしてたのか？
全然気づかなかった。
及川さんたちも何も言っていなかったということは、おそらく気づいていなかったのだろう。
若葉なんて、多分もっと気づかない。
まあ、練習中は外なんか見る余裕ないからな。
観客は及川さんのファンで慣れてるし。
それを考えると、盲点ではあった。
練習中に誰かに見られることには慣れていて、1人増えたくらいじゃあまり気にしていなかった。
ただ、他にもいそうだとは思った。
観客全員が良い人とは限らないのだから。
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さくらんぼ(プロフ) - 3年間、初期から見てます！！更新頑張ってください！！ (2021年7月22日 19時) (
レス) id: e98feceda5 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ助(プロフ) - めっちゃ次の展開が楽しみで、毎日楽しく見させてもらってます！！！頑張ってください！ (2021年6月1日 20時) (レス) id: e081d66984 (このIDを非表示/違反報告)
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