223. 誰かの個性 ページ33
どこからどう指摘しようか、皆が言葉に迷っていた時だった。
突然、轟がハッとした。
轟「まさか、誰かの個性か!?」
皆は、お互い目で相談を始めた。
これはもう、個性のせいってことにして無理矢理引き下がってもらうのが手なのでは、と。
そうしよう、と決まったところで、何人かが口を開く前に轟が口を開いた。
轟「A、やっぱり今日はお前の部屋だ。よく分かんねえけど、プレーンヨーグルトが大量発生してる部屋で過ごせねえだろ。俺が倒す」
そう言った轟の目は本気だった。
本気でAの部屋にプレーンヨーグルトが大量発生してると信じ、本気で想像上の敵を倒そうと意気込んでるのだ。
Aは再び、言葉に迷った。
轟がこんなに良くしてくれるのは、正直嬉しい。
しかし、Aの部屋にはプレーンヨーグルトなんて1つもないのだ。
部屋に入らせないためについた嘘のはずが、逆に轟を部屋に入らせる理由になってしまった。
このまま入ったら、轟に嘘をついたことがバレてしまう。
だからといって、ここで嘘だと言っても、何故嘘をついたのか高確率で聞かれるだろう。
嘘に嘘を重ねても、A自身が混乱するし、余計に嘘だとバレやすくなる。
Aは、必死に次の言葉を考えた。
何かないか……轟を部屋に入れさせない方法は……。
どうしようどうしようと頭を抱えたくなっているAを見て、傍から見る皆は更に頭を抱えたくなったのである。
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桜音姫(プロフ) - 面白い展開ですね(^ω^)ふと思ったのはお菓子の材料なら砂藤力道にもらったらいいのではと思いました(^o^;) (2019年10月19日 19時) (
レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 轟の上半身、そりゃかっこいいやろな〜(^ー^) (2019年9月21日 14時) (レス) id: 470b7ea6e1 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - お身体に気をつけて更新頑張ってください!!( ´ ▽ ` ) (2019年9月18日 23時) (レス) id: 1f16b0f407 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - めっちゃ大好きです!!恋人設定の番外編や未来編も見てみたいです( *´艸｀) (2019年9月18日 23時) (レス) id: 1f16b0f407 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぴよ - 続編おめでとうございます！毎回楽しみにしています！追伸：「上から目線」ではなく、「上目遣い」だと思います。202話です。これまでの話の流れや状況からしてそうだと思います。長文失礼しました。 (2019年9月15日 21時) (レス) id: 687d110e3e (このIDを非表示/違反報告)
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