220. 絶対内緒 ページ30
それから毎日、Aは自分の部屋でせっせと轟の誕生日プレゼントを作っていた。
その間に、皆には何度も轟に内緒にするように念を押して言われていた。
葉「轟君には、絶対内緒だよ！」
芦「誕生日プレゼントを作ってるなんて言ったら、サプライズじゃなくなっちゃうから！」
真剣な顔でそう言う2人に、Aはコクコクと頷くしかなかった。
せっかくここまで来たなら、サプライズで祝いたいのだ。
幸い、轟も天然要素があるため、多少バレそうになっても誤魔化すことは出来た。
しかし、何かを隠してることはそのうちバレるかもしれないだろう。
轟に勘ぐられないように、Aは轟と接する時は慎重になった。
そんなある日のことだった。
轟「なあ、A。今日はそっちの部屋行っていいか？」
轟の部屋で勉強しようと、Aが勉強道具を持って共同スペースで待ち合わせていた時だった。
突然轟がそんなことを言ったので、Aは体で反応してしまった。
Aの部屋には、作りかけのハンドメイド作品がある。
しかも、慌てて勉強道具を取ってきたため、机の上はやりっぱなしの状態だ。
今轟に入られると、誕生日プレゼントのことが一気にバレてしまう。
それだけは何としてでも避けなければならない。
貴「えと……どうして？」
Aが尋ねると、轟は何かを疑ってる様子もなくそれに答えた。
轟「最近、ずっと俺の部屋で勉強してるだろ？だからたまには、Aの部屋でもいいと思って」
それを聞いた途端、Aもその場にいた全員に緊張が走ったのだった。
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桜音姫(プロフ) - 面白い展開ですね(^ω^)ふと思ったのはお菓子の材料なら砂藤力道にもらったらいいのではと思いました(^o^;) (2019年10月19日 19時) (
レス) id: 1b05663279 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 轟の上半身、そりゃかっこいいやろな〜(^ー^) (2019年9月21日 14時) (レス) id: 470b7ea6e1 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - お身体に気をつけて更新頑張ってください!!( ´ ▽ ` ) (2019年9月18日 23時) (レス) id: 1f16b0f407 (このIDを非表示/違反報告)
ライム - めっちゃ大好きです!!恋人設定の番外編や未来編も見てみたいです( *´艸｀) (2019年9月18日 23時) (レス) id: 1f16b0f407 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぴよ - 続編おめでとうございます！毎回楽しみにしています！追伸：「上から目線」ではなく、「上目遣い」だと思います。202話です。これまでの話の流れや状況からしてそうだと思います。長文失礼しました。 (2019年9月15日 21時) (レス) id: 687d110e3e (このIDを非表示/違反報告)
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