77. 失礼なこと ページ30
轟「人の家庭事情に首突っ込むなんて、相当失礼なことしてるって分かっててやってんのか？」
姿を現した轟に、高校生2人は驚いて1歩退いた。
貴「と、轟君……」
轟「悪いが全部聞いてた。俺の親父のアンチなら別に構わねえが、勝手な想像で話を広げないでくれ。そんな笑いながら話すモンじゃねえし、周りも気分悪くなる」
睨みをきかせた轟の低い声に、高校生2人は何も言うことが出来なかった。
Aも、轟の怒りに若干震えている。
そんなAの手をとり、「もう行くぞ」と轟はAを店の外に行くよう促した。
そして、高校生2人の方を振り返る。
轟「言っとくが、俺は親父に鍛えられたことはあったが、俺も兄弟も親父に八つ当たりされたことは1度もない。何も知らないやつが、失敗作とか成功作とか語るな」
それだけ言って、轟とAは店を後にした。
貴「轟君……」
店を出てバス停まで向かう途中、轟は名前を呼ばれてAを見た。
Aは、今にも泣きそうな顔をして轟を見上げていた。
このままでは、バスに乗れない。
轟は、近くの公園に入ると、ベンチにAを座らせた。
轟「どうした？大丈夫か？」
さっきの"失敗作"という言葉に傷ついたのかもしれない。
轟も"成功作"と言われることは好きではないが、それよりも"失敗作"と言われることの方が、傷つくだろう。
また前みたいに、轟が慰めようとした時だった。
貴「轟君……ごめんね……ごめんなさい」
消え入りそうな声で、Aは轟に謝った。
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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