76. 成功作と失敗作 ページ29
貴「エンデヴァーは……確かに、性格に難があるかもしれないよ。それは、実際に話したことないから分からない。でも、No.1ヒーローが家族に八つ当たりで暴力なんて絶対にしない！」
否定しなければならない。轟がいるならなおさら。
エンデヴァーが家族に何をしたのか、直接轟から聞いたAは知っている。
だからこそ、憶測でデタラメを語っているのが許せなかった。
家庭事情を話すことは出来ないが、間違っていることには間違っていると言いたかったのだ。
しかし、男子高校生2人はそれが気に入らないようだ。
「知らないくせにベラベラと……同じ雄英生だから庇ってんのか知らないけどよ……」
「おい、待てよ」
Aを睨んでいた1人を、もう1人が止めた。
「お前、カグツチの娘だろ？燃焼系のヒーローじゃ、No.2って言われてる」
高校生の言葉に、Aは体を強ばらせた。
カグツチという名のヒーローは、轟も聞いたことがあった。
順位こそ高くないものの、犯罪解決数は上位に上るそこそこ有名なヒーローだ。
「人違いだろ。確か体育祭で見た時、水の個性だったぜ」
「いーや。俺の幼馴染にいるんだよ、カグツチの親戚。小学校の時、燃焼系の個性の家系から水の個性のやつが出たって聞いてさ。それ、お前じゃね？」
グッと顔をジロジロ見られ、Aは反射的に1歩退いた。
「そこの家系、必ず炎の個性が生まれるように今でも個性婚してるらしい。そこから水の個性が生まれるって、お前失敗作じゃん。失敗作が成功作庇ってどうすんだよ」
ニヤニヤしながら言う高校生に、Aは怒りが爆発しそうになった。
今すぐ轟の過去を話して、そうじゃないと弁解したかった。
それを必死に抑えていると、誰かの手が肩に乗った。
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漓娜(プロフ) - キュンキュン通り越してぎゅんぎゅんする（） (2019年6月5日 20時) (
レス) id: 47b69fc756 (このIDを非表示/違反報告)
超能力者えのん＠紙#余韻(プロフ) - 僕は…気付いてしまった…91話の最初の方…｢表示｣が｢表情｣になっていたことに……いろはさんごめんなさい！気になっちゃい派になってしまいました… (2019年5月19日 0時) (携帯から) (レス) id: 1390b0b4be (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» こちらこそ、すみませんでした。私が誤解したことに囚われず、ルルナさんの想像通りに書いてくださいな。同じような作品同士、私も応援させていただきます。お互いがんばりましょう！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
ルルナ(プロフ) - IROHA*さん» ありがとうございます。こちらこそ誤解されるようなことをしていまい申し訳ありません。以後このような事がないように努めていきたいと思います。 (2019年5月10日 21時) (レス) id: e226e38a19 (このIDを非表示/違反報告)
IROHA*(プロフ) - ルルナさん» そうだったのですね、理由が聞けて安心しました！こちらこそ、誤解してしまってすみません。パクリでなければ全然問題ありませんので、更新してください！話してくださってありがとうございました＿|＼○＿ (2019年5月10日 20時) (レス) id: 3fd8a40bef (このIDを非表示/違反報告)
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