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後輩ちゃん 4 ページ46

「じゃあ、まずはドリンクを作るところからだね」


水道に集まってもらって、私が説明を始める。

仕事の説明は3人で分担してるけど、ドリンクだけは私から教えないといけない。

作り方が特殊だから、御央花さんと真川さんも教えられる自信がないんだって。

そんな難しくはないと思うんだけどな……。

なんなら、料理よりも簡単だと思う。

ひと通り説明し終わって、取り敢えず1回やってみようとなった時だった。

世羅さんが突然、手を垂直に挙げた。


「あの、差し出がましいようで申し訳ないのですが、わざわざこんなことをしなくとも、粉末のドリンクを使えばいいのでは?これでは、無駄に時間を浪費しているだけですわ」


わっ、最もな意見……。

不思議に思うのも無理はないのかも。

だって、これは元々私がやりたくて始めたことだから。

私1人がやるならまだしも、他の人に無理強いは出来ない。

でもだからって、ドリンク作らないでいいよとは言えないし……。


「確かに、粉末よりも作るのは少しだけ時間がかかっちゃうかもね。でも、粉末って人によっては苦手って人いるんだよ。いくら濃さが均等になるようにしても、飲む時には底に粉が貯まるから、どうしても濃度が変わっちゃうの。身体を動かして、ようやく来た休憩で、飲みづらいドリンクを渡されるのって嫌じゃない?」


ひとまず、私の考えを伝えてみる。

説得力なんて全然ないけど、私はこれが正しいと思ったからやってるんだ。

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作者名:くれは* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年12月3日 19時

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