不穏な空気 ページ14
YN「ずっとお聞きしたかったことがあって……」
UB「何？」
YN「なぜ…社会的に上級国民と呼ばれるような人を
不動産業で相手にするんですか？
……お金のためですか？」
UB「お金ね笑……そんな物はどうだっていい。」
YN「それなら…どうしてですか？」
ウンビさんはイェナさんの問いに答えた。
UB「世の中の中点を捉えるためかしら。」
YN「中点……」
ここにいる誰もが
ウンビさんの言った言葉を理解していないと思う。
UB「A…説明してみて。」
私たち黒組織は上級国民を相手にすると同時に
世の中を必死に生きている人達の支援もしている。
なこやひとみやミンジュも仕事で社会的な立場が
もたらす影響を強く感じると言っていた。
「社会的弱者と呼ばれる人達と権力を持った人達……
両極端とも言える立場にいる人々を
相手にすることで世の中のバランスの中心を……
真実を……見極めるため…ですか？」
自信が無くて最後の方は弱くなった。
UB「…ふっ笑……その通りよ。」
いくら会議中とはいえ
急に話を振られると緊張してしまう。
上手く答えられてよかったなんて安堵していると
チェウォンさんと目が合った。
私の表情を見て
少し微笑んでから小さく頷いてくれる。
UB「イェナは不満なのかしら？」
YN「はい……権力を誇示して弱い人間を
従わせようとする奴らの相手をしてると思うと
正直……虫酸が走ります。」
UB「その感情を抑えながら仕事をしていたと？」
YN「……はい。」
HW「私もイェナの意見に同意します。」
へウォンさんがそう言うなんて珍しい。
会議室の中に不穏な空気が流れる。
反対意見が出ること自体私にとっては
初めてだったからどうしたらいいのかわからない。
チェウォンさんの顔が少し緊張しているのがわかる。
UB「とにかく…今回の物件については
白組織と契約を結ぶつもりだわ。」
YN「………。」
HW「………。」
2人ともあまり納得してるような雰囲気ではない。
上級国民をそこまで毛嫌いするのには
何か理由があるのだろうか。
でも今回の物件は過去に
大臣が使っていただけだし……
イェナさんもへウォンさんもきっと納得してくれる。
……そう信じたい。
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PON2(プロフ) - 冬眠中のにんじんさん» 応援ありがとうございます！同じタイトルのものがありましたがフォロワー限定で読むことが出来なかったので確認出来ませんでした。万が一そういったことがあったのなら悲しいです。教えてくださってありがとうございます。 (2021年9月8日 21時) (
レス) id: 01a0b8ea70 (このIDを非表示/違反報告)
冬眠中のにんじん(プロフ) - PON2さんのmonochromeがプリ小説というところに盗作と思われるものがありました…本人でしたらすみません PON2さんの作品が全て大好きなので思わずコメントしてしましまいました！これからも応援してます！ (2021年9月7日 22時) (レス) id: 60b4912c7e (このIDを非表示/違反報告)
PON2(プロフ) - ナッコ好きさん» IZ*ONEを中心としたものを書きたいと思っているので申し訳ないです！へウォンちゃんに関するリクエストは他の方からもいただいているので少しお待ちください！(その中でfromis_9が出てくるシーンを書ければ書いてみますね！) (2021年3月20日 2時) (レス) id: 01a0b8ea70 (このIDを非表示/違反報告)
PON2(プロフ) - りあちゃさん» たくさん好きなところを書いていただけてすごく嬉しいです！！これから登場していく部分も少しずつ増えると思うので少々お待ちいただけると嬉しいです！ (2021年3月20日 2時) (レス) id: 01a0b8ea70 (このIDを非表示/違反報告)
ナッコ好き - fromis_9たちの小説はかけますか？ もし書けるのであれば嬉しいです！... (だめなら、カンちゃんメインにしてください。ご検討よろしくお願い致します！) (2021年3月19日 19時) (レス) id: 3d1c467f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PON2 | 作成日時：2021年3月10日 1時
