20.蜂蜜色 ページ20
A「じゃあそろそろ食べよっか。」
キュアランの着付けが済んだのはAが全員分のお皿を並べ終えた時であった。
……
テオ「一働きした後に食べるのはやっぱりうまいな！」
ナレク「ふむ…。イナコの飯も捨てたもんじゃないな。」
リオット「それにしても朝からこんな心地よい風に吹かれながら朝食をいただけるとは…。」
そう言うリオットの手には紅茶の入ったカップが握られ、穏やかな目は遠くを見つめている。
A(なんかリオットさんがロマンチックな感じになってる！？)
A「でもこのちょっと肌寒い風が吹いていると秋だなぁって思うよね。」
テオ「そうだな。もうちょっとすると手がかじかんできて大変だな…。」
リオット「大変さが仕事を手伝ってみて改めてわかりますね。」
ナレクは俯きしばらく考えた後ボソッとつぶやいた。
ナレク「…。帰ったら農家のためにも何かしてやらないとな…。」
メア「…。」
……
朝ごはんの時間が終わろうとする時、ずっと黙っていたメア(キュアラン)が口を開いた。
キュアラン「もうお腹いっぱい。早く部屋に戻りたいんだけど。」
A「そうだね。美味しかった〜！」
テオ「それでこのあとはどうするんだ？」
A「そろそろゼリー作り始めないとね…。」
ナレク「そうだった。俺様はそのために来てやったんだったな！」
リオット「…てっきり味見係だけだと思っていましたが。」
ナレク「何を言っているんだ、このナレク様だぞ。…もちろんその味見係というのをやってやるつもりだがな！」
A(そんなことだろうとは思ってたけどね！)
テオ「じゃあ俺は皿洗いやっておくぞ。ナレク王子たちは身支度を整えておいてください。」
ナレク「ああ、分かった。」
リオット「失礼する。」
A「あれ？メア皇子は？」
テオ「そういえばいつの間にかいないな。…メア皇子の部屋も用意しておかないと。」
……
テオは皿洗いをしながら色々と思いを巡らせているようであった。
テオ(それにしても少しの間だけでも姫様とこんな近くにいられるとはな…。)
テオ「俺は姫様の側にいられて幸せだ。」
Aはテオの横顔をちらりと見た。
A「テオ？ 突然どうしたの？」
テオ「ふと思っただけだぞ。」
A「おかしなテオ。」
テオ「ははっ。…じゃあお皿はトムソンさんに返しておくぞ。姫様も身支度整えておいてくれ。」
A「ありがとう、テオ。」
テオは微笑んでAの頭をポンポンと撫でた。
続く (更新停止中)
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八剱(プロフ) - 縁夏さん» ありがとうございます^ ^ リオットさんの小説楽しみです！ニヨニヨしながらお待ちしております！ (2016年10月22日 20時) (
レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
縁夏(プロフ) - 八剱さん» とても楽しみです！僕も今書いてる小説(駄文w)が終わったらリオットさんの小説を書こうかなと思ってますw← 続き、心よりお待ちしております！！ (2016年10月21日 21時) (レス) id: 81a4056581 (このIDを非表示/違反報告)
八剱(プロフ) - 縁夏さん» 縁夏様ご感想ありがとうございます！ そのようなことを言っていただき嬉しいです(o^^o) これからもリオットさんたくさん出す予定です！ アプリでは本編がまだ出ていないので想像の部分もありますが楽しんでいただけたら光栄です( ^ ^ )/ (2016年10月12日 23時) (レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
縁夏(プロフ) - 初めまして！縁夏(えんか)と申します！リオットさんが大好きなので、出番が多くてとても読むのが楽しかったです！これからも頑張ってください！！ (2016年10月11日 22時) (レス) id: 81a4056581 (このIDを非表示/違反報告)
八剱(プロフ) - MIRANOさん» ご感想ありがとうございます！今はミリドニア組のお話がメインなのでリオットさんたくさん出てきます。これからもできるだけ早い頻度で更新出来ればいいなと思っております！ (2016年9月28日 0時) (レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八剱 x他1人 | 作成日時：2016年9月13日 22時
