14.我慢の色 ページ14
ナレク「は！？なんだそれは！テオではないぞ！俺は…その……お前と…。」
A「そういえば母様、リオットさんのお部屋は？」
全く聞こえていないAは王妃に話しかけた。
王妃「もう準備できてるわよ〜。ただ明日もお客様が来るみたいでもう一つお部屋を用意していたの〜。」
テオ「も…もう1人？王妃様、それはどのような人でしたか？」
王妃「えっと…。Aちゃん分かる〜？」
A「うーん…。思い浮かばないなぁ…。」
ナレク「それより早く食べないと冷めるぞ。」
テオ「そうですね！じゃあ食べるかー！」
「いただきまーす！」
ナレク「さすが俺様の料理だ！なんて上手い肉なんだ！」
テオ「しかもイナコで採れたての野菜も使ったからな！…ってナレク王子！人参をうまくよけるんじゃない！…です！」
ナレク「…ばれたか。」
A「ははは…。人参嫌いは直ってないんだね。」
ナレク「…。いいや、一口なら食えるぞ。」
A「えっ！？」
リオット「あのナレク様が…。」
ナレクはフォークに人参を刺し、皆してその様子を見つめた。
ナレク「行くぞ！…ぱくっ。」
ナレクは眉をへの字にしがんばって飲み込んだ。
ナレク「…食ったぞ！」
親衛隊2「ナレク様！さすがです！！」
サンバンさん「すごいデース…。」
ナレクは少し青白い顔をしてAをちらりと見た。
A「ナレク、すごいね！見直しちゃったよ。」
Aはそう言って微笑んだ。
ナレク「そ…そうだとも！さすがこの俺様！」
するとテオが飲み物を持ってきてナレクに手渡した。
テオ「はい、ナレク王子。これでも飲んでください。」
ナレク「ああ。すまないな。」
すぐさまにそのグラスは空になった。
A(顔色が元に戻ったということはよほど苦手だったんだろうな…。)
リオット「…。」
一方リオットは空お皿をじっと見つめていた。その様子をテオは見逃さなかった。
テオ「…リオット殿。まだ余りがありますからもう一杯どうですか？」
リオット「！…ああ。お願いする。」
リオットは少し気恥ずかしそうにテオにお皿を渡した。
王妃「うふふ〜。たくさん食べてくれて嬉しいわ〜。」
リオット「…申し訳ありません。」
イナコ王「何を言ってるのだ。イナコの食材を味わってもらえて光栄だぞ！」
その言葉を聞いてリオットはホッとしたようだった。
そんなこんなで皆のお皿も空になり、お腹が膨れたところでそれぞれの部屋に戻った。
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八剱(プロフ) - 縁夏さん» ありがとうございます^ ^ リオットさんの小説楽しみです！ニヨニヨしながらお待ちしております！ (2016年10月22日 20時) (
レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
縁夏(プロフ) - 八剱さん» とても楽しみです！僕も今書いてる小説(駄文w)が終わったらリオットさんの小説を書こうかなと思ってますw← 続き、心よりお待ちしております！！ (2016年10月21日 21時) (レス) id: 81a4056581 (このIDを非表示/違反報告)
八剱(プロフ) - 縁夏さん» 縁夏様ご感想ありがとうございます！ そのようなことを言っていただき嬉しいです(o^^o) これからもリオットさんたくさん出す予定です！ アプリでは本編がまだ出ていないので想像の部分もありますが楽しんでいただけたら光栄です( ^ ^ )/ (2016年10月12日 23時) (レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
縁夏(プロフ) - 初めまして！縁夏(えんか)と申します！リオットさんが大好きなので、出番が多くてとても読むのが楽しかったです！これからも頑張ってください！！ (2016年10月11日 22時) (レス) id: 81a4056581 (このIDを非表示/違反報告)
八剱(プロフ) - MIRANOさん» ご感想ありがとうございます！今はミリドニア組のお話がメインなのでリオットさんたくさん出てきます。これからもできるだけ早い頻度で更新出来ればいいなと思っております！ (2016年9月28日 0時) (レス) id: 627271c4fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八剱 x他1人 | 作成日時：2016年9月13日 22時
