気まずい ページ13
ダイニングテーブルに並べた
ご飯を見て
うまそーじゃん。
って言いながら
イスをひいて
腰掛ける
よくわからないけど食べていくんだ
彼女....待ってるのに？
お茶を入れながら櫻井さんを見ると
携帯をピコピコしてる
お茶をコトンって置くと
ピコピコしていた携帯の
明かりをけして
真っ黒の画面に戻すと
テーブルに置いた
翔「さんきゅ。
食べてい？」
A「どうぞ」
翔「いただきます」
もぐもぐ食べる
飲み込んで無いのに
次のをまた口に運んで
やっぱり喉に詰まりそうだな。
なんて思いながら
見てたら
翔「うめぇ」
って。
A「......それは、良かったです」
食べるのも早くて
食べたら帰っちゃうのかな。
彼女まってるよね。
急いで食べてる......?
なんて言って出てきたんだろ
彼女、勘違いしない？
色々思うことはあるけど
なんか...聞けない。
パチンって手を合わせて
翔「ごちそーさま。うまかった」
A「相変わらず食べるの早いですね。
帰りますか？」
翔「っは？(笑)
それ食い逃げみてぇじゃん。
待ちますよ？食べ終わるの」
そう言って
テーブルに肘をついて
その上に顎を乗せて
お茶を飲んだりしてる
何となく視線を感じて
待っていられるのも
気まずい....
お互いしばらく無言
翔「ねぇ、」
A「！！！っえ？」
突然声をかけられて驚いた
翔「浮気って、心痛まねぇ？
あんたも...友達も..」
小馬鹿にした声
冷たくて低い声...,.
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作者名：さわ
| 作成日時：2014年12月20日 21時
