今日:24 hit、昨日:1 hit、合計:515,495 hit
小｜中｜大
顔 ページ6
あれから
大野さんとの連絡が途絶えて
何日たっただろう
番号はお互い知っているのに
どちらとも連絡はしない
元気かな...
.
.
.
.
.
.
.
会社で昼過ぎっていうのは
少し気の抜ける時間
打ち合わせや大きな企画がない限り
デスクでの業務が主になる
朝からがーっと業務をこなして
ランチが終わって
もうひとがんばりして
ちょうど子供で言ったら
おやつの時間？
くらいが一番気が抜ける
「南」
斜めまえの席から先輩が呼ぶ
「はい？」
「また(笑)お前最近どうした？」
「え？何がです？」
「顔」
「顔？なんですか？
キレイになりました？」
なんて冗談を言ってみる
「お前それ自分で！(笑)
じゃなくてさ、最近
寂しそうな顔すんの気づいてた？」
カタカタってパソコンを叩きながら
ちらっとこっちを見る
「うそ！そんなことないです..よ」
文字だらけの液晶画面に
辛うじて映る自分の顔を確認する
「そ？
今日なんかあんの？？
たまにはメシ行くかお前の奢りで」
「ッブ。何でですか」
大野さんとの出会いのきっかけを
つくった先輩
何だかんだで気にかけてくれてるんだよね
「行くとこ決めとけよ？」
「はい」
隣の席の後輩君たちも
俺もつれてってくださいよーとか言いだし
結局、先輩と私後輩君二人
と四人でご飯に行く事になった
ガツガツ食べ盛りの男たちは
焼き肉が食べたいと
結局会社のすぐ近くにある
焼き肉屋さんに行くことになった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2371人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さわ
| 作成日時：2015年4月17日 20時
