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事件file_34 ページ35

まずは、偽装工作

携帯には同僚の連絡先も入っているだろうからそのままにしておくのはNG

しかし、携帯が無いとなると、わざわざ探し回る可能性があるので前もって携帯を壊しておく必要がある

だから、


『このシャツの胸ポケットに携帯を入れて撃ってください
それから、シャツを着てその辺に倒れ込んでください

うちの長男とあまり体格差はないので入るでしょう』


そう言って、長男のシャツを渡した

スコッチは私の指示通り胸ポケットに携帯を入れ、拳銃で撃ち抜いた


スコッチ「…え!!これって!!」

『血です』

スコッチ「血!?!?」

『血です』


まぁ正確に言うと血糊だけど

父がパーティ好きのお調子者で助かった

血糊と言えば、お化け屋敷やドッキリに使われるようにパーティのために作られているが、長年俳優をやっている父は全てを本格的にやりたがる

そのせいで何度泣かされたことか…

つまり、この血糊は本物の血液に限りなく近い発色をしている

今だけは感謝しよう

どうせ3日後には忘れてるし


『もし、組織の仲間が来た時のために、一時的に鼓動を止める薬も持ってきました

まぁ念には念をですね』

スコッチ「何でそんなものを持ってるんだ!?」


父がパーティ好きのお調子者で良かった

父のドッキリは大体「し、死んでる…」ってやつが多かったから

そのせいで何度泣かされたことか…


赤井「すごいな」

『でしょ?どっかの発明家が作ったらしくて

誰かは知らないですけど』

赤井「相当優秀なんだろうな、その発明家は」

『ですね

まぁ、とりあえず早く…!?』


''カン''カン''

足音…!?

聞く限り、おそらく2人…

まさか組織の…!?

隠れる時間はない!!

どうする…!!


赤井「裏切り者には制裁をもって答える…だったよな?」


…!!

あの人は…確か、お兄と一緒に警察学校に通っていた…

降谷零!

お兄が言っていた

彼も組織に潜入している警察官だと

コードネームは

バーボン…


兄「A…?」

『お兄…!!

お兄がここに居ると思って来たのに!!』

兄「ごめん、ごめんな」


降谷零が奥に倒れているスコッチを見つけそばに駆け寄る

でも、何故ライはわざと悪者に…?

疑問に思いながら、ふと兄を見ると自分の袖元を指してした

なるほど…盗聴器が仕掛けられているのね…

ライはお兄に盗聴器が仕掛けられていることを知っている

だから、わざと悪者になったのか


敵を欺くには味方から


とんだ悲劇だよ

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来世は美少女(改)(プロフ) - ウルさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!楽しんで頂けるよう早めの更新を目指して頑張りますね! (5月18日 0時) (レス) id: e865d6b048 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - 応援してます! (2023年5月5日 1時) (レス) @page25 id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来世は美少女(改) | 作成日時:2021年9月3日 5時

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