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episode1-10 ページ11

「いや〜、相変わらず素晴らしいですね。どんな魔法でも封じてしまう、リドルさんのユニーク魔法。絶対に欲しい……じゃなくて。僕なら絶対にかけられたくありません」

かけられたくないのは、誰だって同じだろう。
欲しい、という言葉でAのイラつきがまた再発したのは言うまでもないだろう。
ここの生徒は尽くAをイラつかせるのが上手いらしい。

「どうにかしてください!貴方の使い魔でしょう!?」

ユウに詰め寄ったクロウリー。
すると、どうだろうか。ユウとクロウリーの間を不死鳥が通った。

「しっかり躾を…………え?貴方のじゃない?」

「さっきから何度も言ってるじゃないですか!」

さっきまでは大人しく見えたユウだが、やる時はやるらしい。
仮にも、このナイトレイブンカレッジの学園長であるクロウリーにここまで言える人物などあまり居ないだろう。

「……そ、そうでしたっけ?ごほん!では、学園外に放り出しておきましょう。鍋にしたりはしません。私、優しいので」

またお決まりの"私、優しいので"という言葉が飛び出した。

「誰かお願いします」

「ぎにゃー!離すんだゾ!オレ様は……絶対、絶対!大魔法士になってやるんだゾー……!」

そう言いつつも、外に放り出されたグリム。
魔法が使えない現状下で逃げるというのは流石に出来ない筈だ。

「なんか、ちょっとかわいそう」

「少々予定外のトラブルはありましたが入学式はこれにて閉会です。各寮長は新入生をつれて寮へ戻ってください」

Aの所には、寮生など居ないのだが。
クロウリーの言葉で各寮は鏡の間から出て行く準備をし始めた。

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Lynn - 見たよ。このストーリー、最高に良かったよ。後ね、コメントはタメでいいよ。丁寧じゃ堅苦しいから (2022年8月13日 6時) (レス) @page12 id: 3d10a0695d (このIDを非表示/違反報告)
樺南澪(かなんれい)(プロフ) - Lynnさん» コメントありがとうございます。頑張ります (2022年7月13日 5時) (レス) id: 39d75deffc (このIDを非表示/違反報告)
樺南澪(かなんれい)(プロフ) - Lynnさん» そうなのですね!ゲーム内だと悪めに描かれがちですが、私もクロウリー好きです。 (2022年7月13日 4時) (レス) id: 39d75deffc (このIDを非表示/違反報告)
樺南澪(かなんれい)(プロフ) - 花猫さん» 返信が遅くなりて、申し訳ありません。誤字のご指摘、ありがとうございます。直しましたが、どうでしょうか?コメントありがとうございます。 (2022年7月13日 4時) (レス) id: 39d75deffc (このIDを非表示/違反報告)
Lynn - 実は、自分もディアクロウリー推し!更新頑張ってね (2022年7月9日 20時) (レス) @page2 id: 3d10a0695d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひらり | 作者ホームページ:http://uratuku/sounewawawa1  
作成日時:2020年8月23日 0時

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