転生美少女は媚びへつらって生きる。２ [鬼滅の刃]

匂いと嫉妬 ページ36

女将「A！これ2番のお客さんにお願い！」


『はい！』




今日も仕事は楽しくて、日記のことなど忘れて仕事に励んでいた。





『お待ちどうさまで……あっ』




宇髄「おう。久しぶりだな。」





う、う、宇髄さん！？





『ひ、久しぶり……ですね…。』




宇髄「なんだよ。なんかよそよそしいな。」






そりゃそうですよ！！！！



だって確か前回会った時は……ストーカー被害に遭ってたときで……

私、宇髄さんに怒鳴っちゃったのに……。




私は気まづい雰囲気全開だったけど、

宇髄さんは気にしていないようだった。





でも、やっぱり謝らなきゃだよね。






『あの、宇髄さん。』




宇髄「んー？」




『あ、あの時はごめんなさい！！』





物凄い勢いで頭を下げる。




宇髄「ああ、いいよいいよ。俺も悪かったな。話したくない事だってあっただろうに。」




『………怒ってないんですか？』





宇髄「あ？なんで怒んだよ。」





『だ、だって！私すごい無神経なことしちゃったし！
それにその…、しばらくお店に来てくれなかったから…』





俯きながら喋ると、宇髄さんはプハッと吹き出した。





宇髄「なんだよ寂しかったのか？っはは！可愛いなぁ〜」




ニンマリと笑って頭をわしゃわしゃしてくる。

いやなんか腹立つんですけど。




『宇髄さん！私は真剣に！』





宇髄「っはは！悪ぃ悪ぃ、分かってるよ。


俺がしばらく来なかったのは、頭を冷やしてただけだ。


お前相手だとどうも俺は子供みてぇになっちまうんだ。

お前に合わせる顔なくてな。」





な、なんだぁぁぁ


ずっと怒らせたままかと思ってた…






『はぁ……良かった…。



でもこれで仲直りですね！』





宇髄「んだよそれ。別に喧嘩してねぇだろ。」





『こーゆーのは大事なんですよ！ほら握手！』





宇髄「はいはい。」






適当に返事してるようだけど


握った手から伝わる体温は少し熱くて、


宇髄さんは嬉しそうだった。

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