第55羽 ページ9
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疑問が解決する前に、着々と事情聴取は始まった。
「まず、事件が起きた時のことについて聞いてもいいかい?」
高木さんがメモを用意しながら尋ねる。用意されたテーブルの上には水族館内のマップが用意されていた。
『はい。私はコナン君や安室さんたちと一緒に回っていたんですが、トイレに行こうと思って…』
「迷子になったんだよね?」
無邪気なコナン君の声で言葉のナイフを刺される。なんて鋭利。
『……うん。気がついたら……多分、この辺りかな…迷い込んでて…』
「スタッフフロアにまで…?」
「方向音痴にも程がありますね…」
風見さんと高木さんに怪しまれた。違います、本当に迷ってたんですって。
「スマホ持っててもスーパーに行けませんでしたしね…」
安室さんのさっきまで優しい顔は何処へ行ったのか。ため息混じりに呆れられた。
「コホン、それで?」
佐藤さんだけが空気を読んで取り仕切る。
『誰か従業員さんを探そうとして足を進めた瞬間、物凄い爆風に吹き飛ばされて頭を打って、気を失いました。』
「そのときコナン君たちは何処に?」
「お土産コーナーに居たよ。出口に近かったからすぐに避難は出来たんだけど、お姉さんが心配で…」
てことは、建物内で爆発が起きてるなかでもコナン君たちは私を探してたってこと?そんなの、コナン君や安室さんも凄く危なかったじゃん。
『コナン君…?』
「!……あははは。」
「白雪さんが目を覚ましたのは?」
『えっと、2回目の爆発が起きたあとでしょうか。気を失ってたので気が付かなかったんですけど。』
「よく無事だったね…」
風見さんは想像したのか真っ青になっていた。
『目を覚まして、私も避難しようと走ってた時に松田さんと萩原さんに会いました。』
「あの時はビックリしたよ。」
「お姉さん、スマホで連絡とかはできなかったの?」
『飛ばされた衝撃で壊れちゃって…』
「ああ、瓦礫の中からAさんのスマホを見つけた時はぎょっとしましたよ。」
安室さんにニッコリと微笑まれた。どこか静かな圧を感じる。壊れたのは私のせいじゃないもん。
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only07(プロフ) - ベルモットとオリヴィアちゃんが幸せになってほしいです……! (1月14日 20時) (レス) @page45 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 続きが気になりすぎて眠れません🥺更新待ってます!!!! (12月11日 21時) (レス) id: 3161f0695a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - とても好きです…🥹 (11月26日 22時) (レス) @page43 id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああ好きです (9月16日 19時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ベルさん» ほんとですか!泣長ったらしいお話ですが付き合っていただけたら嬉しいです!コメントありがとうございます! (6月19日 1時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2023年3月10日 20時